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ピイェ・フラヌイ作戦 Day4 final 終幕

あとは帰宅するだけなのだが、直帰する訳もなく。

旭川空港近傍農道→就実の丘→富良野盆地広域農道→道の駅「南ふらの」→かなやま湖

就実の丘から望む表大雪-十勝岳連峰全容


かなやま湖ラベンダー園


帰ってみんなに写真見せたら、この写真結構人気だったんだよな。

かなやま湖→占冠IC→むかわ穂別IC→むかわ町立穂別博物館

占冠ICから高速道路に乗ってしまえばもう帰れるのだが、どうしても見ておきたいものがあって。

むかわ町立穂別博物館 玄関

むかわ町穂別博物館 "むかわ竜"発掘骨格レプリカ


これを見たかったのである。日本で発見された最大の恐竜全身骨格である。写っているのはレプリカ。現物も博物館内に展示されているが撮影不可。まだ論文化して正式な学名がついていないからである(そのため"むかわ竜"は和名ですらなく、現時点では通称なのでクォーテーションで囲ってある)。実は"日本国内"で発見された恐竜の全身骨格はこれが2例目なのだが、1例目が樺太(現サハリン、発見当時は日本領)であったニッポノサウルスなのだ。また全身骨格が既に発見されている首長竜類やモササウルス類は、意外と知られていないが恐竜ではない。恐竜と兄弟(姉妹群)なのはワニ類で、首長竜はそれより先祖を遡って分岐した種族なので"はとこ"くらい縁遠かったりするのだ。モササウルス類に至っては「海を泳ぐでっかいトカゲ(有鱗目)」なので、恐竜にとってみれば6親等より遠い"爬虫類の分家"くらいの勢いである(もっともこの比喩に対して「じゃあ爬虫類の宗家ってどこよ?」って突っ込まれても困るんだが)。

むかわ町穂別博物館 首長竜骨格レプリカ


その他 むかわ町立穂別博物館 内景





むかわ町立穂別博物館→鵡川本町→鵡川IC→帰路

ともあれ、最後に鵡川のししゃも干しを実家(と言うか関西出身の妹の婿殿に"ガチ"シシャモを食わせるため)に送りつけてこの旅は閉幕。さて、この晴天に恵まれた旅を与えて下さった、私の住まう所の八幡神様に、我が郷里の地酒を奉納せねばなるまいよ。
それでは、この旅もここで終了。帰宅した時の通算走行距離数1220.9km、寄り道しなければこんな値にならなかったろうに。ともあれ、お疲れ様でした。

ピイェ・フラヌイ作戦 Day3 延長戦「黒岳登頂記」

昨日の富良野岳登頂未達成で消化不良気味。登頂できていれば、今日は旭岳の姿見の池周辺めぐりでもしようかと思っていたのだが、登山に来て山頂到達できないのも我慢ならんかったので、今まで登ったことのない黒岳を目指すことにした。

7:40 黒岳ロープウェイ層雲峡駅→8:10 黒岳リフト7合目

シマリス @黒岳リフト7合目



素敵なお出迎え。でも観光客の皆さん、餌やっちゃ駄目ですヨ。

8:15 登頂開始

「簡単に登れる山」的な表現をしているウェブページや書籍を見かけるが、それなりの急登だし、登山道も岩がゴロゴロしているので、やはり通り一遍の登山装備は要る。観光でついでに立ち寄るものではない。

黒岳7合目付近から望む屏風山とニセイカウシュッペ山


中央下が黒岳リフトで、乗り口の5合目も見えている。左下に層雲峡温泉街が見え、そこから直上にある山が屏風山、その背後の左側の最高ピークがニセイカウシュッペ山で、層雲峡を挟んで表大雪の反対側に位置する山だ。
高度を上げるにつれて、花が多くなる。

チシマキンバイ

エゾツツジ

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イワギキョウ

トカチフウロ

マネキ岩


登山道から南側に向かうと見える石柱。父は何故か「マネキネコ岩」と呼んでいたが…この岩が間近に見えるようになったら、頂上はすぐそこだ。

10:05 黒岳山頂

黒岳山頂

黒岳山頂から望むお鉢平

10:33 黒岳石室へ向かう途中

ナキウサギの住処


「ピッ、ピッ」と鳴き声が聞こえるものの、姿は全く見えず。その場に撮影に成功した人がいたので話を聞くと、食事に出る黎明か夕暮れにしか姿を現さないとのこと。その人も6:00始発のロープウェイに乗り、駆け上がるように黒岳を登り、朝早くから陣取っていたらしい。こりゃ無理だ。
しかし、望岳台では黎明の頃の出現率が高く、望遠レンズを構えた連中が隊列をなしているとのこと。次の機会に行ってみるか。

お鉢平と黒岳石室



桂月岳まで行く予定であったが、やはり日頃の運動不足のせいであろう、黒岳登山に2時間弱を要しており、しかも午後3:30頃までに実家近くまで戻らなければならなかったので、石室まで行かずに引き返すことに。予定外の行程とはいえ、1時間早く出発するべきだったな。

11:15 黒岳山頂から下山開始

もうしばらく山頂からの景色を楽しんだ後、撤退開始。

マネキ岩


下山途中に1枚。

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12:27 黒岳リフト7合目

下山届け完了。後はリフト・ロープウェイで下るのみ

層雲峡温泉日帰り入浴問題

当然のことながら汗だくである。温泉につかって汗を流してから帰りたいところだが、どうも層雲峡温泉の各宿泊施設のウェブページを見ても「日帰り入浴」に関する記載が無い、もしくは「受け付けてません」との記載が。どうなってるんだ? ということで「層雲峡ビジターセンター」に赴いて話を聞いたところ、最近はほとんどの施設で日帰り入浴を受け付けなくなってきた。確実なのは日帰り入浴専門の「黒岳の湯」に行くといいと薦められ、ビジターセンター訪問者特典の割引券も貰った(大人600円→500円に割引)。車はロープウェイ駐車場に置いておいて、入浴グッズだけ持って、温泉街ストリートへ。
…え? 温泉街のプロムナードは全く活気がないんだけど大丈夫? 閉まっている店も多いし…カナダの山岳リゾートを模したんじゃなかったのかよ。ロープウェイに乗る人は多かったけど、温泉街がこれじゃなぁ…。
ともあれ「黒岳の湯」に到着。設備は清潔で悪くない。ただ脱衣所はカゴしかないので、貴重品はあらかじめ受付近くのロッカーに入れておく必要がある。下山後に汗を流すに丁度いい場所だ。ただ、温泉受付2階で、建物の入り口が1階、しかし坂の途中にあるのでプロムナードからは"半地下"に見えなくもない。風呂から上がって車に戻る途中、観光客らしき人が「あれって本当に開いてるの?」とか言っていたのが、気がかりではある。

ピイェ・フラヌイ作戦 Day2-1 本戦「富良野岳登頂記」

今回の旅の主目的、富良野岳登山および高山植物撮影である。ただ、今回実家をベースキャンプ代わりに使ったので、予め連絡をとったら、父も同行したいと。嘗て上ホロカメットク山にアタックしたのだが悪天候のため引き返したことがあるのでリベンジしたいとのこと。登山を始めたのは父に同行したからなので、是非もなく受け入れたのだが…

6:10 十勝岳温泉登山口

6:50 安政火口


ヌッカクシ富良野川の涸れ沢を渡る。写真に写っているのは先行する父である。

7:00

ヌッカクシ富良野川を渡ったD尾根の中腹。富良野盆地は雲海に沈んでいる。

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三段山方向を望む

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富良野岳遠望

D尾根を回り込んだところ。目標の富良野岳が見える。

7:37 上ホロ分岐

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(無題)

三峰山

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三峰山沢

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三峰山沢支流を越えて

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?の群落

直上の三峰山を望む

9:06 撤退宣言

三峰山-富良野岳の稜線を巻く行程で、どうも父の足取りがおかしい。登りでもないのに3、4歩歩いては小休止している。上ホロ分岐で「俺が途中で無理だったら下で待ってるから登ってこい」と弱音を吐いていた。そんなわけにいくか、と返していたが。とはいえ、自分で同行すると言った手前、ギブアップ宣言はしにくいだろう。父に訊いた。
「…口惜しいが、帰るか?」
「…すまん、帰る」
富良野岳分岐を目前に、撤退することにしたのである。登山は人命優先である。

標高1600m撤退地点→十勝岳温泉登山口

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さらば富良野


とはいえ、口惜しいのは口惜しいのだ。来年には登るからな。

(無題)


名もなき尾根に沼ひとつ。その向こうに広がる樹海。

トカチフウロ @富良野岳登山道

D尾根中腹から望む安政火口

11:47 十勝岳温泉登山口

無事帰着。十勝岳温泉「凌雲閣」の温泉に浸かったあと、車内で持参のおにぎりを食べて、帰宅となった。

ピイェ・フラヌイ作戦 Day1

休暇をもらい旅行に出かける

占冠IC→道の駅 自然体感しむかっぷ→赤岩青巌峡

赤岩青巌峡

赤岩青巌峡→東大演習林駐車帯

東大演習林駐車帯から望む芦別

東大演習林駐車帯→ポプラファーム中富良野本店

富良野市街地に用があるのでなければ、富良野市街地に入る前に、国道237号に並行して走る農道を北上した方が、交通量が少なくて快適である。

ポプラファーム中富良野本店

名物「サンタのひげ」

科長が「これを食いに行け」と言うので行ってみた。

メロンの大きさが大・中・小、さらにそれを1/2か1/4に選べる。写真はサイズ小の1/2。このサイズなら1人で食べるに問題ない。感想は後日のエントリで。
terra-khan.hatenablog.jp

ポプラファーム中富良野本店→千望峠駐車公園

千望峠駐車公園から望む富良野盆地と十勝岳連峰



2009年9月の雲一つない快晴と同じには行かなかったが。

千望峠駐車公園→富田ファーム









富田ファーム→千望峠駐車公園付近

千望峠付近から望む富良野盆地と十勝岳連峰

千望峠駐車公園付近→ぜるぶの丘



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