「人が自分の望みを叶えようとすれば、同時にその事が誰かの望みを塗り潰してしまう。人に他者を愛しむ心がある限り、人の営みは罪悪に満ち溢れてしまう。自分が幸福になろうとする事が、他人を不幸にしてしまう哀しみ。例え善なる望みを抱いても、その事が悪しき罪となってしまう矛盾。」
「私の涙が乾くころ あの子が泣いてるよ
このまま僕らの地面は乾かない」
生きていることそのものが罪。曰く“原罪”。しかしそれを認められないからこそ、自分の血で贖おうとする。嘗ての“油を注がれたもの”の真似事に過ぎぬ。或いは文字通り“児戯”なり。
「全身に食らいついた泥は剥がれず、容赦なく体温を奪っていく。
五感すべてから注ぎ込まれるモノで潰されていく。
正視できない闇。
認められない醜さ。
逃げ出してしまいたい罪。
この世全てにある、人の罪業と呼べるもの。
だから死ぬ。
この闇に捕らわれた者は、苦痛と嫌悪によって自分自身を食い潰す。」
Therefore,
No Need to Act
Nor Known to Thought
My whole life was ——
“Unlimited Blood Works”