“救急のプリンス”はなかなかの暴言吐きであるらしい(笑 だが、言い得て妙なこともあると思う。私も暴言を吐いてみようか(邪笑
(こんなことを言っては甚だ失礼極まりないのだが)他の診療科の試験には、どんな姑息手段を使っても止むを得ないと思う。今後もどうせ知らなければならないか専門医にでもならなければ用途が少ないか、はたまたその他の理由につき。
しかし、救急および一部の分野だけは、ガチンコで勉強しろと言いたい。少なくとも、試験を通すためだけの勉強はするな、と。仮令救急医になるのでもなくても、だ。何故か? この分野だけは、十分な知識と技量が無いと患者が見る間に死んでしまうからである。しかも、どの科の医者になるにしても、原則として当直やその分野の救急に関わることを免れ得ないし、しかも医者としてのみならず、普段の生活の中でその技量が必要になることがあるからである(ちなみに、北海道の流氷観光船の乗船の際には、チケットに医師・警察関係者の緊急事態に対する協力を依頼する書面があります)。実力主義になるのも当然。実力の不足はそのまま患者の死に直結する。
真に悲劇なるは、試験に落ちる事ではなく、将来助かるはずだったのに死んでしまった患者とその方の遺族であることを忘れてはいけない。我々は社会に対して責任を負う者である。
