もうここに「若きウェルテルの悩み」宜しくの内容が記されることはないだろう。なぜなら。
告げる———
飢えず、渇かず、望まず、泣かず、傷つかず。
我が手に抱かれる者は一人もいない。我が目の届く者は一人もいない。
打ち砕かれよ。
敗れた者、老いた者を私が招く。私に委ね、私に学び、私に従え。
休息を。唄を忘れず、祈りを忘れず、私は軽く、あらゆる重みを忘れさせる。
装うなかれ。
怨恨には浄化を、裏切りには信頼を、絶望には希望を、
闇に光を、死せるものには永久の安楽を、
休息は私の手に。貴方の傷に油を注ぎ印を記そう。
全て遠き理想は、永劫の循環の内にこそ与えられる。
———許しはここに。帰結した私が誓う
———“この魂に憐れみを”
工程続行、全錬成連続蒸着——!
この躯は運命の歯車でできている
I am a cogwheel of the fate.
炉に情熱の灯火を
I've already fired furnace of my heart,
坩堝に涙と血液を
And kept blood and tears in crucible of my brain.
数多の批評を鉄槌に
Criticism is my hammer,
五臓六腑を鍛床に
And organ is my anvil.
彼の者は独り、理想に焦死する
Withstood too much pain to realize ideal.
望むことは無く
No Need to Hope
望まれることも無い
Nor Known to Hope
生涯に意味は不要、反応は自ずから然る
I have no regrets. This is the only path.
穿つ槍のみ我が存在の証明
Create the lance to penetrate someone's grief.
願わくば ——
So as I pray ——
私の流す血が理不尽を補正する代価になりますように
“Unlimited Blood Works”