- 「時間切れ勝ちを狙う治療」: Dr. medtoolz「http://medt00lz.s59.xrea.com/blog/」
“何となく”などと何とも心もとない表現であるが、そういうことが事実として存在する。「1回の治療で完全な治療を目指す従来の手術とは異なり、1回の手術時間をいかに短時間で済ませるかに重点をおく。」方が有効である、というのはevidenceが有ったような気がしたが。
勿論、不安定狭心症や腫瘍など、積極的介入をした方が良いこともある。而して、人間の浅薄な知識に基づく介入よりも自然の摂理の方が勝っている、ということもあるのだろう。典型例はCABGにおけるバイパス血管の件ではないだろうか。新品血管のバイパスよりも、50%閉塞した元々の血管の方が流れが良いのだから*1。
*1:故に閉塞率75%以上の血管でないとバイパスの意味がない