もう一度言う。目指す処は隷従でも屈服でも恭順でもない。「遺恨無く、悔いの無いこと」だ。互いの粗を探したところで行き着くところなど高が知れているぞ。…改善を要求すべきところは要求すべきだろうがね。
またもう一度言う。自尊心ですら現在の自分の状況を保守するための“愚かな盾”ではなく、不確定な未来における行動の結果を少しでも確実なものにするための“補酵素”であれ、と。
加えてもう一度言う。過去はなかったことには出来ない。現状は紛れもない現実。而して未来もまた同じであるとは限らないし、またそうさせてはならないのである。全ての行動は過去指針と現状改善と未来指向であれと。
佐山御言は謂う。「一つ言うために二つ言う 二つ言うために三つ言う だが三つ言う前に喋らせるな」
終わりのクロニクル (3下) (電撃文庫―AHEADシリーズ (0963))
- 作者: 川上稔,さとやす
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