「TBN」KU。
いや、まぁこういう親がいるという話は、耳にしたことはあったけど。こういう事例は、今じゃ珍しくないのか。
一方、母親のような考え方は必ずしも珍しくないことを示す経験談もあった。「食堂で『いただきます』『ごちそうさま』と言ったら、隣のおばさんに『何で』と言われた。『作っている人に感謝している』と答えたら『お金を払っているのだから、店がお客に感謝すべきだ』と言われた」との内容だ。
拝金主義もここまで来ると、言うことないね。金があれば手に入るのは当たり前だと思ってる輩の発言さ。「千と千尋の神隠し」で、真っ先に豚になる人間でもある。
金を払うのは、原材料費と手間賃。上手い料理を食って満足したことに対する感謝の「ごちそうさまでした」は、また別の話。前者はマネーゲーム、後者は“人間”間柄とか人間関係とも、言うけど。概念が違う話。
食わせてもらったことに対して感謝。食ってもらったことに対して感謝。感謝するのはお互い様、というのは、まぁまんま相田みつを氏の「縁起十二章 おかげさま人生」の踏襲なのだけどね。
『お金を払っているのだから、店がお客に感謝すべきだ』というのは、“傲慢の役”ではなく、リアル傲慢であろうよ。
- 作者: 相田みつを
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