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戻るべき過去はない

涼宮ハルヒの暴走』に「エンドレスエイト」という章がある。

涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)

ネタバレのため多くは説明しないが、ある理由のため世界が8月17日から31日までの2週間を15498回繰り返す、という話である。まぁ、設定が無茶苦茶だが、“ラノベ”なので御理解頂きたい。
この繰り返しの間、ヒロインの涼宮ハルヒは思いっきり夏休みを満喫するのだが…オレはこの話を読んでて羨ましかったのである。別に楽しい時期を無限に繰り返すことが羨ましい、のではない。流石にオレもそこまで“ラノベ”世界にどっぷり漬かっている訳ではない。繰り返したい、と思うような期間が存在する、ということが、羨ましく思ったのだ。
過去を顧みるに、ぶっちゃけた話、どの過去も2度と繰り返したくないらしい、オレとしては。まぁ、楽しい事が全くなかったと言う程悲観じみている訳ではないし、寧ろどんな時期にだって、楽しいと思えるようなことは幾らでもあった。問題なのは、物心ついてからというもの、オレは何時でも、何某かの困難やら不安やらに年から年中向き合っている、あるいは遭遇している感覚がある。だもんで、ある一定の期間を繰り返してしまうと、そんな困難や不安まで繰り返してしまうことになる。そんなものはただの地獄にしかならない。
どうもオレには戻るべき過去はないらしい。選択は2つ。絶えず変化していく困難やら不安やらにずーっと直面しつつ、時折偶発的に発生する楽しい事を喜んで生きていくか、それともその“進行そのものをすっぱりたたき切ってしまう”か。
今のオレには、どっちでもいいんだがなぁ。

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