blogコメント欄やブクマコメント欄で“袋叩きモード”*1な上記エントリ。いや、間違った事は言ってないと思いますけどね、唯一点に関してのみ。
間違ってないと思われる唯一点とは「頑張らないと人並みの生活など送れないのです。」の部分。マズかったのが、ここから“人並みの生活を送れないのは頑張らないから”という結論にしてしまったこと。努力礼賛主義でよくある結論のミスリードですが。
努力したものが全て報われるとは限らない。しかし、成功したものは皆すべからく努力している。
「はじめの一歩」(多分) *2
「頑張らないと人並みの生活など送れないのです」が「頑張ったからといって人並みの生活が送れるとは限らない」んですよ。
ただ、従来の“完成された社会主義国”日本では、社会システムのおかげで大多数の国民が人並みの生活は送れていた*3のに、“中途半端な資本主義”に移行したがため*4に、「頑張ったからといって人並みの生活が送れるとは限らない」事実が露見しだしただけの話…という、またいつもの「“完成された社会主義”から”中途半端な資本主義”へのパラダイムシフト説」を展開したくなるわけです、俺としては。ちなみに“中途半端”と言っているのは、本来競争原理を主核とする資本主義は「羊が人を食い殺す」の通り、格差社会になるのが当然の帰結となるシステムなんですが、それが嫌だと言っているのが昨今の日本、という理由。格差が嫌なら、前時代の“完成された社会主義”に立ち戻る*5か、特亜や旧ソ連の如く大多数の国民を等しく貧民にして財力を一点集中させるか、欧州の如く貧困層の役割を第三世界(旧植民地)に押し付ける*6か、しか選択はないと思いますけどね。
…いや、門外漢の妄言でした。