「医師が自分一人なら、良いと感じた医療をやりたいようにできる。1人の患者を継続して診られる利点もある。ただ、難しい症例に遭遇したら、と考えるとやはり怖い」
「一人産婦人科医長体制について - ある産婦人科医のひとりごと」KU。全文はこちらのエントリに掲載されています。
確かに、「ある産婦人科医のひとりごと」でこの共同通信の記事を読んだ時、shy1221先生と同じ感想は得たが、まぁ思い直した。要するに、この共同通信の記事で答えた医師は“トップダウンの組織の中で自分で正しいと思う医療ができないよりは”「医師が自分一人なら、良いと感じた医療をやりたいようにできる。」と言外に言いたかったんだろう。勿論、“良いと感じた医療”がオナニープレイでない保障は全くないし、一人で出来ることには限界があるし、他人の意見を聞いて新しい切り口を見つける(自分が正しいと信じていると、自分の過ちに気付きにくいものである)ことが出来ない、etc.の弊害があるのがスタントプレーの致命的欠点でもある。
最も理想的なのは、複数の人間がある自律的な行動をとりながら、しかしその行動目標と成果は有機的に結合した組織的構成からなる—「攻殻機動隊 S.A.C.」の公安9課なのだろうな。
我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。
有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ。