もうほとんど全文に近い引用なのでMari先生には申し訳ないんですが。
外来で、「子どもの血液型を調べてください」と言われることがよくある。私の勤務する大学病院では、現在輸血前提以外での「血液型検査」は行っていない。
手術や輸血の予定がない人が、血液型を知ることには何もメリットがない。例えば緊急で輸血が必要な場合、その時に必ず検査しなおすのだから、あらかじめ知っておかなくても何の問題もないのだ。
そのことを説明してお断りすると、「じゃあ、この子の性格がわからないじゃないですか!」と言われたことも……。どこから突っこんだらいいのかわからない。
ポルナレフ*1とか、魁!!クロマティ高校*2とかいろいろテンプレを使いたくなるが、まぁ、それは置いておいて。
血液型が分らないくらいで自分の子供の性格が判断できないようでは、一児の親として失格だろう。
なお、俺も血液型占いネタはよく使う。しかし、逆の意味で、である。
俺の性格からでは、血液型が絶対当たらないからである。どのくらい当たらないかというと、3/4×2/3×1/2の確率で当たらない…つまり、最後の最後まで性格から血液型が正しく推測できないのである(4種類しかないのに3回外す。残り一つしかないじゃん)。それが一人二人ならまだいざ知らず、数人連続でこのザマだと、もはや笑いのネタにしかならない。
血液型で性格が決まる訳ではない傍証の一つが、ここに生きている。