ちょっと呟いてみる

日々の戯言、写真、旅行記、好きな音楽、格言、Minecraftプレイ記録

津軽海峡突破行 Day1

仕事がひと段落着いたため、以前に休暇返上で反故になった八甲田山奥入瀬渓流旅行を急遽開始することに。ではどうぞ。

JR函館駅津軽海峡線→JR青森駅

とはいえ、前日に急遽実施の目途がついたような状況で、しかお盆の繁盛期、フェリーは全く空きなし。一度は断念しかけたが、方針変更し、JR線で青森まで到達し、駅でレンタカーを借りることに。

JR青森駅→国道103号→萱野高原・萱野茶屋

青森駅から一路南下、八甲田山十和田湖を目指す。

十和田ゴールドライン 岩木山展望台から青森市街地を望む


雲谷もやを超えて程なくある岩木山展望台。しかしこの日は岩木山は終日雲に隠れて見えず

萱野高原から望む八甲田山


萱野茶屋の手前にある高原から八甲田山を望む。

萱野茶屋


「三杯飲めば死ぬまで健康」という三杯茶が有名な観光名所。ここで酸ケ湯そばを頂く。

萱野茶屋→国道103号→八甲田山ロープウェー→八甲田山ゴードライン

国道をそのまま進行し、八甲田山ロープウェーに到着。早速乗り込む。
山頂駅からは湿地帯をひょうたん型に周回する遊歩道が設けられている。では、トレッキング開始!

八甲田ゴードライン 三山展望台


八甲田山の中核を成す三山を望む。左から赤倉岳、井戸岳、大岳(八甲田山中最高峰)。

八甲田ゴードライン 湿原展望台


田茂萢湿原の向こうに三山を望む。湿原も一見すると殺風景だが、よく目を凝らせば高山植物が咲いているのが分かる。

田茂萢湿原 キンコウカ


田茂萢湿原 (名称不明)


田茂萢湿原 コバキボウシ


八甲田ゴードライン 登山道分岐 I


遊歩道で三山に最も近い地点。写真左側が赤倉岳へ続く登山道だ。流石にそんな装備も時間的余裕もないので右へ。

八甲田ゴードライン 登山道分岐 II


上記の分岐を右折した方向を望む。遊歩道は中央左側のピーク、田茂萢岳山頂へ続く。

八甲田山ゴードライン 田茂萢岳山頂I


田茂萢岳山頂から三山を望む。

八甲田山ゴードライン 田茂萢岳山頂II


田茂萢岳山頂から湿原を俯瞰する。中央左側の木道の広場がさっき花々を撮影していた湿原展望台だ。

八甲田山ゴードライン 毛無岱


田茂萢岳を降り、ロープウェー山頂駅に近づいた辺りで見下ろせる湿地帯。「毛無岱」の名がある。先ほどの分岐からこの湿地帯にも登山道が続いている。

八甲田山ゴードライン 猿倉岳・駒ヶ峰


毛無岱の向こうには、八甲田山の南側の主峰である猿倉岳・駒ヶ峰が望まれる。

八甲田山ロープウェー→国道103号→国道394号→城ヶ倉渓谷

ロープウェーを降り、国道103号をさらに進む。城ヶ倉温泉付近で国道394号に寄り道。ヘアピンカーブを超えたところに、城ヶ倉渓谷をひと跨ぎする城ヶ倉大橋がある。

城ヶ倉大橋


駐車場に駐車し、谷底から122mの高さにあるこの橋を徒歩で渡る。その高さに足が竦みそうになるが、望まれる光景は絶景。

城ヶ倉渓谷 I


城ヶ倉渓谷 II


渓谷の向こうに大岳が見え隠れする。

城ヶ倉渓谷 III


こちらは下流域。

城ヶ倉渓谷→国道394号→国道103号→地獄沼・睡蓮沼

来た道を折り返して国道103号に戻り、八甲田山山麓を回る。有名な酸ケ湯温泉は素通りし、その近くにある地獄沼に到着。

地獄沼 I


地獄沼 II 沸き立つ湯気


要は温泉の水たまり。噴出したばかりの温泉の湯温は90℃、湯気が見える。

睡蓮沼 I


一方こちらは湿原にある沼地。奥の山は高田大岳。

睡蓮沼 II


睡蓮沼 Iより左方(西側)に視野を移すと八甲田山の主峰群が望まれる。右が先ほどの高田大岳。中央付近が小岳。雲に隠れたのが大岳(ゴードラインで右に見えていた最高峰)。左が硫黄山

睡蓮沼 III


睡蓮沼 (名称不明)


睡蓮沼→国道103号→蔦温泉・蔦の七沼

国道103号をさらに進み、蔦温泉に到着。既に16:00を過ぎ、日はかなり傾いていたが…ここまで来て写真を撮らずに帰れるか! っというよく分からない熱意に押され、1周90分かかるという蔦の七沼を踏破することに。

大きな地図で見る
七沼最大の沼である蔦沼までは、ウッドチップの敷かれた立派な遊歩道が続く。日暮れのブナ林を歩くと、森ならではの光景が。

蔦の七沼 (名称不明)


倒木にキノコ。ツキヨダケだと思うが、どうだろう。
約10分ほどで蔦沼に到着。

蔦の七沼 蔦沼 I

蔦の七沼 蔦沼 II


さて、立派な遊歩道はここで終わり、ここから本格的なトレッキングコースとなる。夕暮れ時ともあって、鬱蒼とした森は薄暗く、その中で純白のこいつはひときわ目立つ。

蔦の七沼 (名称不明)


…図鑑か何かで見覚えがあるんだが、さて何と言ったか。

蔦の七沼 鏡沼


蔦沼の上流にある鏡沼。

蔦の七沼 (名称不明)


サルノコシカケ属?

蔦の七沼 月沼 I


最上流にある月沼。前2つの沼と違い、流入河川がない。おそらくは八甲田山の伏流水が湧出しているんだろう。水が大変澄んでいて冷たい。

蔦の七沼 月沼 II 湖底の倒木


知床の神の子池と同じように、倒木がそのままの形で湖底に沈んでいる。

蔦の七沼 ベニテングダケ


紅色鮮やかなベニテングダケ

蔦の七沼 キキョウ

蔦の七沼 長沼 I

蔦の七沼 長沼 II


上り坂を超えて、少しばかり下ったところにある長沼。その名の通り東西に延びた楕円形をしている。東の端から望んだ格好になるか。

蔦の七沼 菅沼 I

蔦の七沼 菅沼 II


鳶の七沼の中で最も南にある菅沼。大きさも鳶沼に次いで大きい。

蔦の七沼 瓢箪沼


七沼の最後、蔦温泉の裏側にほど近い瓢箪沼。文字通り瓢箪の形の沼のはずだが、渇水のため殆ど水がない。
これで蔦の七沼探訪は終了。

蔦温泉


最後に、蔦温泉の全景を一枚。ここでひとっ風呂浴びたかったが、既に17:00を回った。今日の宿のチェックインを済まさねばならないので断念。

蔦温泉→国道103号→十和田湖畔・休場

蔦温泉を後にし、一路国道103号を進む。明日探訪することになる奥入瀬渓流を横目に、子ノ口に出る。それから湖畔南岸を進み、本日の宿泊場所のある十和田湖畔・休場に到着。
宿場にチェックインし、湖岸へ。丁度外輪山に日が沈むところだった。

十和田湖畔の夕景


あとは、夕食を摂って奥入瀬渓流ビールを引っかける。なかなかうまい。
さて、明日は早いので早々に、おやすみなさい。
(明日に続く)

当blogの記事全文の転載は固くお断り致します。原著作者(Terra Khan)の氏名を表示した引用、トラックバックは構いません。
「Terra Khan's Photo Gallery」の写真はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの指定に準じ、原著作者(Terra Khan)の氏名を表示し、非営利の場合に限り自由に使用できます。ただし、改変したもの(二次著作物)を公開する時、同じライセンスにする必要があります。各写真の署名の記載の通りです。