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北海道脱出! Day3 本栖湖・精進湖攻略戦

本日もトレッキング・・・と言うよりは、高校の時の急歩大会、あるいは行軍訓練だったような気も。あと滞在3日目にしてようやく富士山全景と“逆さ富士”を見ることが出来た。さて、写真と行程をどうぞ。

河口湖温泉郷(逆さ富士)

まだ日も昇りきらぬ早朝、不意に目覚めて見えた光景。ようやく雲が切れて富士山全容が姿を現した。

朝焼けの富士


いてもたってもいられず、カメラを持ちホテルを飛び出す。早朝の凪もあって、ようやく「眺望逆さ富士」の名に違わぬ風景が見えた。

朝焼けの逆さ富士 I

河口湖と月 I

朝焼けの逆さ富士 II


そのまま産ヶ屋崎を越えて河口湖大橋へ。
西には満月に些か足りない月。河口湖の西方も美しい。河口湖大橋の上から、月と山の美しい対比が見えた。

河口湖と月 II

朝焼けに映える富士

河口湖と月 III


湖面の深い藍色がお気に入り。

夜明けの富士と河口湖


河口湖大橋から湖東部と富士山を望む。もうじき、夜が明ける。

天上山に昇る朝日


天上山ににかかる雲が朝日に照らされて黄金色に輝く。まるで天使の羽根のよう。

Tyndall effect


山際から照らす陽光は湖の淡い霧に散乱し、美しい直線を描き出す。
ホテルで朝食を摂り、部屋に戻って最後の1枚。これで河口湖から出発だ。

朝の逆さ富士


河口湖温泉郷河口湖駅→本栖入口→本栖湖

ホテルをチェックアウトしたら、河口湖駅まで送ってくれた。

河口湖駅裏から望む富士


昨日お世話になったレトロバスは今日は使わず、明日にもお世話になる朝霧高原から富士宮に向かう快速バスに乗り込む。バスは国道139号をそのまま進むため、国道300号と分岐する本栖入口で降車し、徒歩で湖岸へ。

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本栖湖 I


本栖湖県営無料駐車場から1枚。

本栖湖 II (遊覧船発着場付近)


湖岸で荷物を預けるロッカーを探すも、本栖湖観光案内所に問い合わせると無いとのこと。しかし、同観光案内所が預かってくれることになった。ありがたや。さて、撮影機材のみリュックに背負って、目指すは本栖湖対岸の「千円札のビューポイント」目指し、10:30、いざ“行軍”開始! 距離は約3km、バスの発車時刻まで2時間、さて間に合うか?
途中でも本栖湖対岸に見える場所から何枚か撮影。

本栖湖 III (本栖トンネル付近)


直射日光の炎天下、行軍は結構大変だったが…

本栖湖と富士山 I


北岸まで来ると、湖の向こうに富士山が望めるようになる。

本栖湖と富士山 II (中之倉トンネル勾配前)


目標地点の直前に立ちはだかる上り坂。その直前で一枚。

本栖湖と富士山 III (中之倉トンネル前勾配途中)


上り坂途中。高度を稼いで展望が開けてきたが…炎天下の中の上り坂はかなり体力を持っていかれる。復路の時間を考えて、いつ引き返そうかとは思っていたが…
11:15、なんとか対岸のビューポイントに到着。

本栖湖と富士山 IV (紙幣意匠地点)

本栖湖と富士山 V (紙幣意匠地点)



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この地点からの光景は、現千円紙幣・旧五千円紙幣の裏面に描画されている逆さ富士の意匠となった。残念ながら湖面が風にあおられて逆さ富士は望めなかったが、苦労してここまで来た甲斐はあった。
まぁ、そのまま徒歩で取って返した訳だが(笑)。レンタサイクルがあればよいのに。
12:00少し前に本栖湖観光案内所に戻ってきた。預かっててもらった荷物を受け取り、「本栖本陣つかさ」で溶岩焼いのししコースを頂く。いのししは初めて食べたが、“臭くない羊≵といえば良いか。

本栖湖精進湖→パノラマ台

本栖湖からは、本栖湖観光案内所前から発車のバスに乗る(行きで乗った快速バスの他、河口湖-本栖湖や河口湖-富岳風穴間の普通バスもある。本数は少ないが…)。バス停「精進」で降車し、精進湖観光案内所を目指す。

精進湖 I


バス停「精進」から湖岸に降りて撮影。

精進山・阿難坂・五胡山


上記と同地点から撮影。背後に迫る山塊。
…が、はて? それらしき施設が見当たらないんだが…? 仕方が無い。まだ正午過ぎで早すぎるが、本日宿泊のホテルに行って、荷物だけでも預かってもらおう。

精進湖 III


県道706号を歩く道すがらに撮影。朝方には全容を見せた富士山も、午後にはすっかり雲隠れ。
さて、ホテルに到着。受付時間にはまだ早かったけどチェックインさせてもらえた。宿泊部屋に荷物を置いて、再度撮影機材と飲用水を背負って目指すはパノラマ台。その名も「パノラマ台下」から登山口がある。登頂開始!

パノラマ台入口



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登山道は昨日の三湖台登山道ほどの急勾配ではないけど、やはりそれなりに勾配のある上り坂が延々と続くのは、運動不足の身には辛い。
ただ、時々木陰に見える鳥の姿が見えた時には、カメラを向けてみる…が、動きが早いため、ちゃんと撮れているやら。

(名称不明)

(名称不明)


あと、曲がり角を曲がったところで、何かの“小動物”と出会った。カメラを向けた瞬間に逃げられたため、残念ながら写真には撮れなかったけど、尻尾の形からリスじゃない。イタチだったのかな?
途中でも富士山が望める休憩所があった。

パノラマ台中腹から望む富士 I


高度を稼いだので、広大な青木ヶ原樹海が望めるようになってきた。富士山も少しばかり顔をのぞかせる。さて、一休みも済んだし、登頂再開しますか。

パノラマ台山頂直前のトリカブト


何とこんなところにもトリカブトが。
さて、兎にも角にもパノラマ台に到着。その頃には雲も切れ、富士山全容と広大な青木が原樹海の大展望が開けた。登ってきたかいがあったな。

精進湖 IV


全容とはいかないが、かなりの部分を見下ろすことができる。写真右側から張り出した台地こそ、富士山麓から流れ出した青木ヶ原樹海を作り出した溶岩台地だ。

パノラマ台から望む本栖湖

パノラマ台から望む富士 I

精進湖民宿村と青木ヶ原樹海


写真中央の住宅地が精進湖民宿村。左方には青木ヶ原樹海を眼下に渓谷にかかる青木ヶ原大橋が見える。

パノラマ台から望む富士 II


大展望を十分堪能したら、時刻は15:30。そろそろ日も陰ってきた。急に寒くなる前に、来た道を戻る。

(名称不明)


山頂付近で見かけた細長い花。

パノラマ台中腹から望む富士 II


再び中腹の休憩所から1枚。日が傾いて山体の横から日が射すようになったため、富士山表面の凹凸が良く分かるようになった。

劈開


パノラマ台を含む御坂山塊は青木ヶ原樹海を成す溶岩台地とは異なるが、それでも古い時代の溶岩からなる。登山道の脇にところどころ岩盤が露出しており、その岩は特定の方向に割れやすい(手で割れるくらい)。これを劈開へきかいという。
無事下山完了。県道についた頃には、精進湖の向こうに富士山を望めるようになった。

精進湖 VI 湖岸から富士を望む

精進湖 VII

精進湖 VIII

(名称不明)


湖面を舞う鳥。何という名だろう?
ホテルへ到着し、ひとっ風呂浴びて今日の旅はお終い。お疲れ様でした。

宵闇に潜む富士


ホテルの部屋から一枚、山縁に明かりが見える。山小屋の灯だろう。

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