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MAPLE WIZEN

秋捕獲作戦、始動。まずは、途中経過まで。

国道5号→落部IC→道央自動車道→八雲PA

祝! 落部IC—八雲IC間開通!!
道央自動車道がまた一歩、函館に近づいた。開通したのは昨日! 僅か20kmにも満たぬ伸展だが、噴火湾沿岸の狭くて交通量の多い国道5号を走るよりずっとマシというものだ。
さて、落部ICから高速道路を走り、程なくしてある八雲PAwikipediaの記事を見ると「ハイウェイオアシス併設」とある。はて? そんな大層なものがあるだろうか? …いや、“心当たり”がある。トイレにも行きたかったので、高速道路に入ったばかりだが、立ち寄ることにした。

八雲パーキングエリア(噴火湾パノラマパーク)


…この建物には見覚えがある。そう、「噴火湾パノラマパーク」である。向こうの道路の反対側には、「ハーベスター・八雲」がある。道央道が出来る前から、国道5号から再三立ち寄った場所だ。というか、最初からハイウェイオアシスにするつもりで造ってたのかね。

八雲SA(噴火湾パノラマパーク)から噴火湾を望む


噴火湾と、その向こうにある山々が一望できる。実は羊蹄山も見えるのだが、背景の雲と溶けていい写真にならなかったのでUpしていない。

八雲PA道央自動車道長万部IC→国道5号→道道9号→道道523号→月越原野

長万部ICで高速道路を降り、国道5号で内陸部へ向かう。道央道からニセコ方面へ向かう目下最短のルートだ。黒松内道路が完成すれば、アクセスはもっと容易になるはずだが。
さてここまでは過去に再三登場したルートと同じ。しかし今回用があるのは日本海側。渡島半島のど真ん中を突っ切る国道5号から日本海側へ抜ける道は数多くあるが、島牧村へ抜けるショートカットルートが、黒松内町中心をへて走る道道523号だ。狩場山系を縦断するルートがないため、このルートより南にある、太平洋(噴火湾)—日本海を接続するルートは国道230号(国縫-今金-瀬棚)になってしまう。
その道道523号が越えるのが、島牧村黒松内町に境界にある高原「月越原野」だ。

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月越原野から望む狩場山系


原野の名に違わぬ、荒涼とした風景が広がる。視界を遮るものがないため、日本海や、これから目指す狩場山系までが望める。
このルートは、2007年8月19日の「レンズ性能試験 -島牧&黒松内 II-」で逆方向に走行したことがある。

月越原野→道道523号→国道229号→林道→賀老高原ブナ原生林・賀老の滝

月越原野を降り、日本海側を走る国道229号に合流し、西へ向かう。道の駅「よってけ!島牧」を過ぎて程なく「賀老の滝」の案内看板がある。左折し、林道に突入。急カーブ・急勾配の林道を突破し、まず到着するのが、比較的広い駐車場を有する「賀老高原キャンプ場」だ。

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賀老高原キャンプ場から望む狩場山・東狩場山


写真左側の、雲に山頂が隠された山が、道南最高峰の狩場山だ*1。山頂付近はもはや雪に覆われ始めている。
さて、前述の「レンズ性能試験 -島牧&黒松内 II-」では、ここに駐車し、崖下に降りて「賀老の滝」を撮りに行ったのだが…

賀老の滝(2007年8月18日撮影)


実は、島牧村のWeb pageにもある通り、10月31日までこの遊歩道は整備工事中で通行不能なのだ。このため、林道をさらに進み、第二展望台を目指す。

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Google Mapでも確認できるが、先のキャンプ場の奥に、トイレも整備された駐車場がもう一つある。ここからブナ原生林の遊歩道が始まる。

賀老高原ブナ原生林の紅葉 II 第二駐車場周辺


背後の狩場山が近い。林道をさらに進めば、狩場山新道登山口に到達する。来年には一度登ってみたい山だ。(なお、地図では狩場山系を越えてせたな町北桧山区まで林道が続いているが、現在通行止めである)。

賀老高原ブナ原生林の紅葉 I


駐車場周辺からブナ林を望む。葉が黄色に染まり美しい。
駐車場からは何とアスファルトで舗装された立派な遊歩道が続いている。下り坂を少し降りたところに、吊り橋がある。

賀老高原ブナ原生林の紅葉 VII 昇龍の橋


賀老の滝となる千走川の上流に架かる「昇龍の橋」だ。(橋を渡った後で撮っている。橋の向こう側に駐車場がある)。
橋の中間から千走川を撮る。

昇龍の橋から望む千走川 I


こちらは上流側。

昇龍の橋から望む千走川 II


下流側。賀老の滝はすぐそこ。急流となり、最早川面は白波が立っている。
実は、短いとはいえ吊り橋なので揺れる。上2枚の写真の撮影も、結構怖かった。
吊り橋を渡り、なお舗装された遊歩道を進む。狩場山の山麓、賀老高原ブナ林の最深部だ。

賀老高原ブナ原生林の紅葉 III 遊歩道「太古の道」から望む狩場山


対岸のブナの黄葉の向こうに、狩場山が鎮座する。
少々の坂を登り、案内板に沿って進むと、瀑布の音が聞こえてきた。

第二展望台から望む賀老の滝 I

第二展望台から望む賀老の滝 II


滝を正面から望む第一展望台(2007年の撮影地点)と異なり、第二展望台はブナが生い茂る対岸の崖上にある。黄葉は美しいが、木々に隠されて、滝の全貌が見えない分、残念ながら迫力は半減だ。むーむ、来年は紅葉の時期に第一展望台から撮影しなおす必要がありそうだ。
さて、このまま引き下がるのは面白くない。ブナ林をもうすこし散策してみることにした。
先の吊り橋よりさらに上流、千走川の支流を渡り、投げ縄状に遊歩道は続く。渡河部で撮影を。

賀老高原ブナ原生林の紅葉 IV 千走川最上流部 I

賀老高原ブナ原生林の紅葉 V 千走川最上流部 II

賀老高原ブナ原生林の紅葉 VI


さて、いい加減雲が覆い始めたのと、何時ヒグマに出くわすか分かったものじゃない(先日の羊蹄山登山と同じ様に熊鈴やホイッスルは装備していたが)。来た道を戻ることにした。
足元に咲く花を幾つか撮影。

(名称不明)

(名称不明)


賀老高原ブナ原生林→林道→国道229号→道の駅「よってけ!島牧」・「みなとま〜れ寿都」・「シェルプラザ港」「いわない」→道道66号→神仙沼・長沼

林道を降り、国道229号に到達。道の駅「よってけ!島牧」でスタンプ確保。昼食をとも思ったが、営業時間にはまだ早いため、先を進むことに。2007年の道の駅制覇以降に登場した寿都町の道の駅「みなとま〜れ寿都」へ。

道の駅「みなとま〜れ寿都



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スタンプ、切符、カントリーサインマグネットをGet。さて昼食を、と付近の食堂を探すが、余りにも誰もいないことに引いた。うん、岩内町で食事にしよう。…この判断は失敗だったと、後で判明することになる。

寿都町 鰊御殿



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道の駅から寿都湾の対岸にある鰊御殿。明治時代に建造された宮造り(木材の接合に釘や鎹を使っていない)の漁業宿場だ。

寿都町 風太風力発電所


同地点から撮影した風力発電所噴火湾から日本海までわずか20km、しか狩場山系とニセコ山系の間にあり2つの海の間に高地が存在しない地勢とあって、日本海側に吹き抜ける「だし風」を発電に利用したのが、事の発端とのこと。なお、2007年に来た時には沿岸部に3基しかなかった風力発電所*2たっだが、この写真のは最近建造された最大の風力発電所とのこと。
ここに至るまでは相当の紆余曲折があったようだ。詳しくは日立製作所のコラムを参照されたい。
国道229号をさらに進む。尻別川河口にある道の駅「シェルプラザ港」でスタンプ確保。ここに特に用は無かったのだが、開館4年記念で¥400以上の購入者には非売品記念切符進呈とのことで、シメジの三升漬を購入。まぁ実際にうまかった訳だが。
国道229号をなお進む。トンネルの多い雷電海岸を抜けて、岩内町に突入。市街地中心にある道の駅「いわない」でスタンプ確保。さて、元はと言えば、「レンズ性能試験 -島牧&黒松内 II-」でここで朝食を摂ったことがあるのだが、焼魚定食が実に美味かったので、またここで…と考えていたのだが、すごい混雑。流石に呆れた。もう正午も過ぎた。昼食は諦めて、もう一つの目的地、神仙沼・長沼を目指す。
岩内町市街地からニセコに向かう縦断路、道道66号ニセコパノラマライン」を走る。白樺の黄葉が美しく、期待していたが…どうも、皆考えることは同じらしい。神仙沼レストハウス付近で大渋滞。駐車場も満車で、兎に角空き待ちをするしかない。幸い20分程で駐車できたが、混雑っぷりは酷かった。
(以下、続編)

*1:標高1250m。実は駒ヶ岳の標高1131mより高い。

*2:

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