ハーメルンの笛吹き男どもが、日本を導いていく。「大丈夫だよ」「安全だよ」「風評だよ」「お金をあげるよ」それを信じた大人たちが、どんどんと子供を差し出していく。給食を食べさせ、遠足に行かせ、土埃の中で運動会をさせる。そしてある日、子供たちが見えなくなると叫ぶのだ。子供を返せと。
2012-01-09 13:42:31 via web
寿 @tibetan_rose
なかなか示唆に富む暗喩だと思う。元ネタである「ハーメルンの笛吹き男」の伝承からして、かなり謎めいてはいる*1が。
とはいえ、多分作者の思惑と、俺の考えはやや異なるとも思う。それこそ、原本の「子供達は二度と戻って来なかった」をどう解釈するかに因るのだが。
(高線量地域は除外するにして)本当に影響が出てくるのは、恐らく、今の子供が大人になった時—明確に言うならば20〜40代になった時—に、初めて明らかになるだろう。そういう意味での「子供達は二度と戻って来なかった」になるだろう。一部のデマゴーグの如き「子供達に未来は無い」と闇雲に不安を煽るのは唾棄するが、消失点はおそらくその先だろう。