大問題である。旅行中、何度も長期予報を見ていたのだが…晴れないのである。よりによって涸沢まで行く9/29の前後が!!
本来の予定であれば
なのだが、どこをどう考えても上高地で行動する全行程、秋雨前線が動かず雨なのだ。正直、体力にそこまで自身は無い。強行軍で雨天行軍しても、雨でカメラがやられるか、それとも俺が風邪をひいて、休暇後の出勤で倒れるか…どう考えてもロクな結末が見えないのだ。
…
…
考えた末、決めた。私は決めたァ!!
涸沢に行くことを放棄した。明神館・涸沢ヒュッテ・大正池ホテルをすべてキャンセル。最後の意地で上高地に1泊はするが、涸沢に行かない以上、涸沢からできるだけ近い場所からスタートを切れるようにと宿泊地に選んだ明神館も、キャンセル料を払ってキャンセルした(申し訳ない…)。どうせその日はずぶ濡れになるだろうから、上高地で温泉のある宿へ変更。そこは…
となると、こうなる。
この空白の2日間をどうするか。そしてウチの科長の呪いのような囁きが思い出されるのだ。
「何? お前信州行くの? なら小諸行け。小諸。小京都って呼ばれてんだぞ。小諸行け、小諸〜」
お前は妖怪小諸行けか。まぁ他にもあっち行けこっち行け言ってた気がするが、もう覚えてないや。あぁ、分かった。行こうじゃないか、小諸。
- 9/29 松本市街地
- 9/30 小諸
- 10/1 ?
- 10/2 帰路
あと1日どうするか。北陸新幹線の駅のある場所が終点ならどこでも良いが…。そしてこの時点で実はすごい勘違いをしていた。「"善光寺平"という地名があるくらいだから、"善光寺とは市街地から離れた台地の上にあるんだろう"。ならすぐに行けないや」。
…もう読者の皆様、すごいツッコみたいだろうが。今の俺も凄いつっこみたい*1。だが、当時は本当にそう思っていたのだ。だから「善光寺は今度にして、"長野市街地"の外にしよう。…あ、そういや戸隠神社は山の中だから、ちょうど登山装備だから、礼拝を兼ねて行こう!」*2
…こういうことになったのである。
長旅は何度もしてるが、宿泊先から行程を変更するのは、初めてだったよ。さて、この後どうなりましたか…