おはようございます。昨日の続きです。昨日のエントリはこちら↓。
terra-khan.hatenablog.jp
しれとこ村→知床五湖木道
— Terra Khan (@DrTerraKhan) 2019年7月18日
なかなかに豪華でしたが、朝からサンマ焼きが出るのはちょっと…というのが母の談。
とまれ、精算して出発。まずは知床五湖。
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ここでちょっと、知床探訪の注意事項。先の2回の探訪ではなかったのですが、知床五湖は個人で自由に探訪することができなくなりました。湖を巡るには環境省公認のネイチャーガイド*1によるツアーに参加する以外は許されなくなりました。5湖すべてを廻る"大ループ"は予約制、一湖、二湖のみ巡る"小ループ"は当日参加申し込みです。ただし、知床フィールドハウスから一湖に至る高架木道のみ、自由に散策できます。
www.goko.go.jp
- 赤ルート: 高架木道—一湖(申し込み不要、木道から二湖への通行不可)
- 青ルート: 小ループ: 一湖-二湖から木道へ(当日申し込み)
- 緑ルート: 大ループ: 五湖すべてを巡り二湖合流点から木道へ(事前申し込み)
ただし木道以外はヒグマの出没次第によって閉鎖されます。
で、だ。本当は小ループに参加したかったんだが、如何せん母は足が悪い。普通に歩くには問題ないが、ツアーに遅れるというのは忍びない、ということで、ツアーに参加せず、赤ルートの高架木道のみを散策することにしたのだ。
木道から
木道入ると早々に木々の中にコゲラがいたようなのだが、目撃はしたが撮れずじまい。
両親はどんどん先に進んでしまうが、木道から望む小さな池にも、見るものはあるんだ。
ウリュウコウホネ @雨竜沼湿原(2017年7月29日撮影)
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で、どこぞのツアーのガイドが「今、望遠で写真を撮っていた方がいたのでお気づきかもしれませんがー」…ダシにされたかよ。
という訳で、五湖や知床連山だけでなく、健気に咲く花にも注目してくれよな。
知床五湖のヒグマの親子
後ろから子熊が2頭
随分近くにいるように見えるが、それは450mm砲で撮影したから。スマホで撮るとこんな感じ。
ヒグマ、わかりますか? pic.twitter.com/sa4lwvku97
— Terra Khan (@DrTerraKhan) 2019年7月15日
知床五湖→知床横断道路(国道334号)→道の駅「しれとこ・らうす」・羅臼港(ゴジラ岩観光羅臼乗船所)
知床フィールドハウスを出発して知床横断道路を突破。残念ながら知床峠付近は雲中でまったく視界がきかないのでスルー。
余剰時間を、親父の希望で「ヒカリゴケが見たい」というのでマッカウス洞窟に向かったが…崩落の危険のため立ち入り禁止!!
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まさかこの時が最後になろうとは。
道の駅「しれとこ・らうす」でお土産注文および昼食。周りにはさんざん「トド肉食べないの?」と囃し立てられたが…俺個人で旅行ならそれもしただろうが、両親同伴で暴挙はできんよ。
「クジラ・イルカ・バードウォッチングクルーズ」
ゴジラ岩観光のクルージングに乗り込む。しかしWeb pageに事務所で受付してから所定の駐車場に移動することを明記したほうがいいと思う。また、同じようなクルージングを企画している業者は計4社あるので、行列がどの社のクルージングの待機列か看板で明示したほうがいい。コミケでもやっていることを、なぜここではできないという。
…おかげさんで、誤乗船者を多数見かけたし、両親も「この船に乗るんじゃないの?」と騒ぐ始末。"最後尾"の看板など、製作費もそれほどかかるまいに…
まぁ、出発ですよ。
イシイルカ…
さっそくイルカに遭遇! って、どこから跳んでくるかわからないのに撮れるかぁ!
あれ撮影している人、どうやってるんだろう…
意気消沈しながら次の機会…は来なかった。
水中ソナーでマッコウクジラを追う
セグロカモメの飛翔
羅臼港→知床横断道路→知床峠…の先
羅臼港に帰港した時点で予定時刻を超過…ったってそんなに問題はないのだが、知床横断道路を逆走する。
知床峠は気流の流れ道のせいか、雲の中なので全く視界がきかない。諦めて斜里側に少し進むと…
知床横断道路→ウトロ市街地→酋長の家
今日の宿泊地は「酋長の家」。
hpdsp.jp
知床ウトロに宿は数あれど、今回どうしても両親に「後悔はさせない」と説得してここの宿にした。
宿泊施設としては、共同トイレ・洗面所の旧式の旅館様式で、バリアフリーとは程遠い急階段での移動、そして兎に角脱衣所も浴室も狭い、…のであるが…。
おゆはん
おゆはん pic.twitter.com/C6OcKG1GoS
— Terra Khan (@DrTerraKhan) 2019年7月15日
一見すると普通の料理、でもこれ、アイヌ料理のアレンジなんですよ。
右中央、これ"ホッケの煮つけ"。直上はシカ肉のタタキ、左上は鮭の白子のから揚げ、それと刺身の間は「ラタシケップ」…"混ぜたもの"という意味らしいが、ここではカボチャをベースにキハダ(シケレペ)の実などを和えたもの。キハダ茶も自由に飲める。まぁ、今回はこれに茹で毛ガニが付くのだが、その毛ガニも昨日の宿泊地のそれどころか、普段買うよりはるかに美味しいものであった。どれもこれも、元はアイヌ料理かもしれないが、旨くアレンジされている。先の欠点が気にならないなら、この料理を味わうだけでも、訪れた価値はある宿である。
…あと、なんでか知らないが、下手な漫喫より(ドーミーイン系列より)、漫画が豊富なんだよね…。ええ、「ゴールデンカムイ」と「もやしもん」全巻読ませて頂きました。
*1:これも経験年数と実技試験を伴う相当に難しい資格のようです