旅先の飲食事情あるある pic.twitter.com/qcafHHYpZA
— 西風優希 (@NishikazeYuki) July 24, 2020
あー、よく分かる。
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根性のない俺は、あの日「地図バーM」に行けなかったのだから。
私のエピソードを
過去に何回も紹介した中板橋の「だいすき日本」でのこと。
俺が料理にウマウマご満悦の最中、扉のベルが鳴っておひとり来店の女性が一言。「あの…初めてなんですけど大丈夫ですか?」
…うん、まぁ、最初は恐縮するよね。だから最初の頃は誰もお客が来なくて、店主のビカスはtwitterでぼやいていたんだ。でもそのおかげで日本全国からお客が来るようになったんだから、運命とはわからないものだ。
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もう一つは呉に出かけたとき。「大和ミュージアム」で「戦艦大和とミズーリ」特別展を開催していた2015年の話。
ガイドブックに従って某居酒屋へ。日本酒が多いとのことだったんで。まぁ、tweetにあるように「常連客しかいない」。でもKYな俺は兎に角地酒が飲みたいということで容赦なく入店しカウンターへ。
先にカウンターに座っていた方には「こいつ誰やねん」という視線を浴びせられたのはヒシヒシと感じるものの、女将が「観光客かい? どこから来たの?」と尋ねてくるので「北海道です」と答えたら、先ほどのカウンターの常連と思われる方々から
「北海道? よくそんな遠いところから、呉へ!? ようこそ!」
となぜか握手を求められる事態に。
「いやいや、何でそんな遠いところから呉へ? 大和ミュージアム? そうだよ、大和は俺たち呉の誇りだよ! さあ今日は地酒をたくさん飲んでくれ! 地酒の種類は多いぞぅ」
…まぁ、酒は強いんで、かなりの種類の地酒を堪能させて頂いたが「あんた強いな…」と呆れられたのは、オマケだ。へべれけになってしまったので、宿泊地は近くなのに女将にタクシーを呼ばれてしまったのはオマケだ。
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一方、掛川に行ったとき。掛川城二の丸御殿はご存知の通り江戸時代の建築が現在も残る文化財で、よく時代劇や大河ドラマで使われるようだが、そこの見学ついでに茶室でお茶を頂いた際、「どちらから入らしたんですか?」と尋ねられたので「北海道です」と答えたのだが、その時は「遠いところからよくお越しくださいました」と返されたものの、お茶を頂いてから庭をボケっと眺めていたところ、戸口から「あのかた北海道から来たんですって」「えー、あんな寒いところからどんな格好で来たの?」「あら、普通の恰好なのね」…おい、視線も丸わかりだし、そもそも声が聞こえてるっての。
旅先で不快な思いをしたくないのはよく分かる。いくら事前情報を得たつもりになったところで、どうにもならない時はどうにもならんのだ。冒険なぞしなければ、プレッシャーを感じることも、気分を害することもない。そういう選択があってもいいと思う。
まぁ、気分が乗った時に、ちょっと冒険してみようか。そんな気軽さでいいと思うんだ。旅とは、誰かに強制されてするものじゃないんだから。強制されたなら、それは旅じゃなく仕事である。
