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ラーメンハゲの金言と、無報酬を強要する意味


「命を救うというやりがいがあれば報酬なんて要らないはず」
「ウチの会社の広告に採用されて有名になれたんだから報酬なんて要らないはず」
「お客様の要望に応える熱意があれば報酬なんて要らないはず」
…枚挙に暇がないな。

私が大好きだった東京・板橋の某店が「コロナが鎮静化するまでうちの料理を無料で配ります!」って言ったときに「止めて!」と言ったのも同じ。
価値あるものへの代価は支払われるべきで、受け取られるべきなのだ。理由はハゲが言った通り。頼むから"清貧が至上"なんていうダメな儒教思想に汚染されないでくれ。そんなの喜捨でもないよ!

新型コロナウイルス流行はこれまでの天災と違う。"持久戦"なのだ。地震や水害などのように、一過性に人的・物的資源が枯渇するのを穴埋めするのとは訳が違う。ボランティア活動でどうこうなるものではなく、通常業務の延長線上にある。通常業務なのだから、その労働に対して報酬が支払われるのは、当たり前なのだ。それが"命に関わる、関わらざるを問わず"だ。

もし仮にだ。「命を救うというやりがいがあるんだから無報酬でいいじゃん」というのなら。「命を救うほどには重要性のない君の仕事なんてもっと無報酬でいいよね? ぶっちゃけむしろ"使ってやった料金"貰ってもいい?」と言われて肯ずるのだろうか?

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