北海道胆振東部地震およびそれによって引き起こされた北海道総電源喪失から、早いものでもう3年も経過したのか。
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正直に告白すると。あの日揺れに目を覚ましたものの、前日酷く酔っぱらっていたため、揺れが治まったらまた寝入っていたのだが*1。朝出勤して愕然とした。
ホワイトボードでの連絡、指示。紙伝票での薬品等払い出し。1年目研修医で勤務していた病院が、任期の途中で電子カルテに移行したので、それまで紙伝票を使っていたのが役に立った。幸いなるかな、当科では総電源喪失が直接の原因になる患者さん方への損害はなく済んだ。ただ、それはあくまでも電力復旧に尽力された方々の賜物である。多くの方が指摘されるように、猛暑の中、あるいは冬季にこれが生じていたなら…血の気が引くどころではない。
だが、巽先生が著書で指摘されるように、この国に住まう限りは、地震や噴火の危険には常に晒される運命に向き合わねばならない。備えよう。
あれ以来、2Lボトルの水箱1箱を常備するようになったし、災害用備蓄パンも常備。普段使わない登山ザックは非常時持ち出し袋として使うようになった。天体望遠鏡用のバッテリーも、今なら緊急時に使える。
— Terra Khan (@DrTerraKhan) 2021年9月6日
#北海道胆振東部地震
*1:当時はまだ長ではなかったし、当地の震度は全職員動員のレベルではなかったので