事の始まり
契機はこのtweet。
モンゴルに留学中、風邪で熱が出た時のこと。ステイ先のおばあさんがスープを作ってくれた。細かく刻んだ羊肉とニンニクを煮込んだ塩味のスープ。うっと来たが「飲まないと、元気にならないよ!」と言われ、飲むことに。不思議と力が出た。それ以来、日本でも熱が出ると肉スープを飲むことにしている。
— 島村一平『ヒップホップ・モンゴリア』発売中 (@ippeishimamura) October 3, 2021
羊肉のスープ? それ、食べたい! 諸君、私は羊肉が大好きだ!!
…ということで調べてみたものの、どうにもレシピが見つからない。羊肉のスープカレーなら見つかるんだけどね。
なら、自作してみよう。みよう。
そういうことになった。
レシピ
羊肉下ごしらえ
- 焼き肉用ニュージーランド産生ラム肉 約170g
- にんにく 1片 すりおろす
- オリーブオイル 小匙1杯
- ヒマラヤ岩塩 小匙2杯ほど
- ブラックペッパー 少々
生ラム肉を適当な大きさに切り、ボウルで上記を全部混ぜ合わせ、ジッパー付保存袋に入れて冷蔵庫で1昼夜寝かす。
本調理
材料と下ごしらえ
- ジャガイモ 中2個 皮をむき芽を除き厚さ1cmに切る。
- ニンジン 1本 皮をむき一口大に乱切り。
- 玉ねぎ 中1個 芯を抜いて一口大に櫛切り。
- ハクサイ 約4cm幅で切る。
調理
- 中火でバター5gを圧力鍋に溶かし、下ごしらえしたラム肉を表面の色が変わるまで炒める。
- 水200ccとローズマリー少量を加えて煮立て、取れる限りで浮いた灰汁を除く。
- 中火でフライパンにバター5gを溶かし、切ったニンジン、ジャガイモ、玉ねぎの順で少し炒める。
- 圧力鍋の火を消し、フライパンのニンジン、ジャガイモ、玉ねぎを圧力鍋に入れ、さらに切ったハクサイも入れる。水200ccを足し、ローレル1枚を入れて加圧する。
- 圧がかかったら10分加圧して火を止める。
- 安全ピンが落ちたら蓋を開けて塩・胡椒で味を調整する
できたもの
モンゴル料理というよりはスコットランド料理かも知れぬ、詳細はblogで。 pic.twitter.com/So0nhBkP8T
— Terra Khan (@DrTerraKhan) 2021年10月9日
ラム肉の臭みがなくなっており、しかしラム肉を感じさせる程度の香りは残っていて丁度良い。しかしどこかで食べた味だなぁ、と思ったら、あれだ。札幌の行き付けの「BAR無路良」で必ず注文しているハギスじゃないか! それのスープ版だ。そもそもハギスが羊の臓物の袋詰めなんだから、まぁ、似通るよなぁ。
味としては及第点。マズくはないが、「うまーい!」でもない。出来上がりに相当量の塩を追加する羽目になったあたり、旨いが総じて味が薄い。水の入れ過ぎか、だしの素であるラム肉の量が足りなかったか。
正直言うと、コンソメを入れるかどうか迷ったんだ。でも、素材の出汁だけで作ってみたかったんだよねぇ。コンソメ入れたらポトフだし。
それでもまぁ、試しに作ってみたにしては、上出来じゃないかね。