「こちとら地元民ですら落命しかねない状況なんだぞ」と警告しているのに「北から目線」と言われるから「まぁ、死ぬ時は死ぬけどいいんじゃない」=「好きにしろ」っていう。 https://t.co/54DHQJ0T5A
— Terra Khan (@DrTerraKhan) October 25, 2021
twitter界隈を賑わせているネタだが、詳細は触れたくもない。
要は某所から徒歩で出発し、厳冬期の北海道日本海側を徒歩で稚内まで踏破したいという若者に、道民*1が一斉に「やめろ」と言っている状況だ。もっとも、冬の東北を乗り越えるどころか、そこまで行きつくのも危ぶまれてはいるけれど。
冬のオロロンラインの過酷さは道民とはいえ市街地居住の人間の想像すら超える。
【お知らせ】
— 沿岸バス (@enganbus) October 25, 2021
冬期に北海道へ二輪車、徒歩等による旅行を検討中の方へ。綿密な旅行計画と防寒対策を十分に行ったうえでお越しください。 #沿岸バス
(´-`).。oO(よく止まったり吹っ飛んだりします。進む勇気よりも退く勇気を。) pic.twitter.com/Z00vq5Jux2
灯台が吹っ飛ぶってどういうことだよ!
あるいは。
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俺自身、何度かホワイトアウトを食らったことがある。只の吹雪じゃない。視界がただ白一色になるのだ。道路も地平線も建物も先行車の轍すら分からなくなる。かといってそこに停滞していてはすぐに"雪饅頭の具"になる。「あ、俺、このまま路肩から車ごと落ちたら死ぬんだな…」と正直思った。それがまぁ旭川-美瑛の水田地帯のど真ん中ならわかるが、それがおきたのは"室蘭市街地のすぐそば"だ!
もっとも、「まぁ、死ぬ時は死ぬけどいいんじゃない」というのは、「この大地で生きていくにはそういうことも享受しなければならない」という一種の諦念もあるのかもしれないけれど。
— Terra Khan (@DrTerraKhan) October 25, 2021
我ら道民は、情熱の春夏と、豊穣の秋と、諦念の冬を経てこの大地に住まう。現在ですら犠牲を伴い、況や我が父祖の時代をや。
それでもなお「北から目線」というなら"好きにしろ"。
*1:および同じく厳冬期を知る東北民