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愛おしき残り香

自宅の入浴で愛用している入浴剤、バスクリン「日本の名湯 登別カルルス」。

文字ででかでかと"登別"と書いてあるが、"登別温泉"と"登別カルルス温泉"は別物。
"登別温泉"は、通称「地獄谷」と称される爆裂火口とその周辺を泉源とする温泉郷である。一方の"登別カルルス温泉"は、登別温泉へ向かう道道350号から分かれ、オロフレ峠を越えて壮瞥町に至る道道2号を登ったところにある、オロフレ峠直下にある泉源を全く別とする温泉郷である。登別温泉は泉質の種類が多く"温泉のデパート"と称されるが、登別カルルス温泉は、現在の温泉法に規定される"単純温泉(低張性中性高温泉)"である。もっとも、"単純"とはいえ、あくまでも定義上の「硫黄塩泉」にならない程度の芒硝(硫酸ナトリウム)は含有している。
家族を同伴なら、設備の整った登別温泉のそれなりの宿にも泊まろうが、一人旅なら観光客喧しいのは御免だ。それに登別カルルス温泉は不思議なもので、長風呂をしても、上がった後も温もりは残るのに、変に熱くなり過ぎたときの嫌な汗ダラダラが無い。風呂上りが"サッパリして温かい"というのは、そうあるものではない。故にしょっちゅう訪れている。
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で、冒頭の入浴剤。実は登別カルルス温泉の源泉は無色透明。しかしこの入浴剤は白濁する。しかしそれも仕方のないこと。かつて愚かな者が"濁らないなんて温泉の元じゃない"とても言ったのだ。まったく、温泉の全てが濁っているとでも思っているのか。しかし、そんな見てくれはパチモンでも、湯上りの"残り香"は、確かに、私が愛した"登別カルルス温泉"のそれなのだ。

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