一体誰が俺にこんなことを仕込んだのか。
学会の講演なり、地方の講演会なり。大抵の場合、講演の後には「質疑応答」の時間が設けられている。座長が「折角の機会ですので、フロアの皆様から質問・ご意見はありませんか?」とアナウンスがあるも、"しーん…"。なので座長が「では私から…」というのが定番。
まぁ、分からんでもない。自分もかつてそうだったから。理由は、こんな感じか。
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だが、途中で"諦めた"。
「"『そんなこと知らないの?』と思われるのが恥ずかしい"、よりも"折角の機会に質問しないで'知らないでいる'ことの方が恥ずかしいわ!"」
「『そんなこと知らないの?』プークスクス。勝手に笑っとけ。"知らない"ことを放っておくことの方が恥なんじゃー!」
"Curiosity killed the cat."はイギリスの諺だったか。しかし私の好奇心が殺したのは"羞恥心"であったようだ。
何時しか俺は"切り込み隊長"に。ただ、若干プンスカするのは、俺が質問した後に、他の聴衆が質問しだすんだよね。挙句質問だらけで制限時間いっぱいになると。だったら最初から質問しろや!
まぁ、それができないからこその、俺の役割だったんだろうが。
さて。問題なのは。
長じて私も科の長になり、座長を務めるようになってしまったので、"フロアからの切り込み隊長"、もうできないんだよねぇ(笑)。