ちょっと呟いてみる

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概念の場


なるほどこれはこれで不気味な場所かもしれない。行ってみない事には分からないが。
これまで旅した場所で、北海道内では霊的に「ここに来てはいけない」場所は、今のところ無い。勿論、過去の歴史を遡れば、やれ過酷な労働に斃れたとか、人柱になったとか、そういう場所は無くはない。だが、それとは次元が違う場所が、ある。
東北、岩手の遠野。伝承園の内部にある「おしら堂」。初めてここを訪れた時には"ビビった"が。ここは祈りの場所。祈りの力の強力さを初めて経験したから"ビビった"のであって、それが"祈りの場"だと理解してからは恐ろしくはなくなった。寧ろ"私もまた共に祈る"と思えたのだ。
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だが。神宿る出雲の地は、凄かった。

竜頭の滝 雄滝の裏

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各地を旅行してきたが、唯一"物理的には行けるはずなのに「どうしても行けなかった」"場所。渡河しなければ行けないというのもあったが…普段なら無理をしても写真に収めようと行くところだが、ここは"どうしても行けない"。

立久恵峡 神戸川対岸 五百羅漢像・霊光寺

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紅葉の名所を撮りに出かけた立久恵峡。残念ながら曇天で、これが晴天であればどれほど美しかったろう、とは思ったが。それはそれとしても黄葉は美しかった。のだが…
国道が走る南岸から橋を渡って行く北岸。無数の苔生した羅漢像。苔生した石段の先にある霊光寺。もう、川を渡った先から"世界が違う"。"来てはいけない"ではないが、感じたことのない"力"を感じながら進んだ。あの感覚も、初めてだった。

石見銀山 観世音寺

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いや、石見銀山そのものは普通の観光名所だし、その街並みも江戸時代あるあるの古びた街並みなので、別段なんてことは無いのだが。ここだけ異質だった。

所謂江戸の街並みの中に忽然と現れる、岩が剥き出しの丘に建てられたいくつもの御堂。ここだけ明らかに"異質"。他の場所は坑道を含めてなんでもないのに、羅漢寺の五百羅漢像も"力"を感じたのに、ここは明らかに違う。石見銀山の歴史を辿れば、そういうことかと分かる。

素粒子物理学において、ボーズ粒子はヒッグズ場において質量項を有する。これらの場所はそれを巨視的に類似するかの如く、"概念の場"を以て、私の行動に"力"を与えるのである。

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