当科実習の医学生に訊いてみたことがある。「Minecraftやったことある?」職権乱用とか言うなし。
で、返ってきた返答が「流行ってたんでやってみたんですけど…出来上がったら『なんでこんなことに時間使ってたんだろう?』って思えちゃって、もうやってないんですよね」。
マインクラフターとしては悲しい限りだが、それは一つの結末であり、俺がどうこう言う話ではないのだ。
が。では、なんで俺はこんなにマインクラフターを続けていられるのだ? という話になるのだ。つまるところは価値観の違いで、どちらがどうという話ではない。
…っていうか、どちらかというと、俺の方が異常なのは分かってるので、このエントリで記しておく。
Go To The West
あくまでも俺の予想だが、本気でMinecraftで遊んでいる輩は、"出来上がった"ことさえ、過程の一つに過ぎないのだ。過程なのだ。
- 何かを作りたいと思い
- それを作るにはどうしたらいいかと考え
- 他の誰かがもう作ったことを参考に(自分が最初の考案者なら、猶良かろう!)
- 自分ならどうしようかとアレンジを加えられないか悶絶し
- 作ってはみたけれど不具合が発生して『何で?』と必死になり
- やっと「"どや!"顔」できたけど
- 「次に何を作ろうか」「作ったこれをもっと改造できないかな」
- 最初に戻る。
…いいだろうか。ガチモンのマインクラフターは、「作る」ことが目的ではないんだ。"作るまで"と"作ったあと"の全ての過程を楽しむ、さらにそれすら糧にして「次は何を作ろうか」と思っている狂喜の輩である。
以前このblogでも書いた気はするが、旅行もつまるところ期限は同じなのだ。それを端的に表した曲がある。若い連中は、知らないだろうけどな。ドラえもん劇場版「のび太のパラレル西遊記」のテーマソング、その歌詞通りだ。
私のくつが 地図にない道
歩いてみたいと 言うのです
私の指が きれいな花を
つんでみたいと 言うのです
私の心が はるかな国の
唄聞きたいと 言うのです
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