ちょっと呟いてみる

日々の戯言、写真、旅行記、好きな音楽、格言、Minecraftプレイ記録

私はまだその曲を知らない

妄想話である。読むかい?
私が愛して已まない作品「オルクセン王国史」。なろうweb版の他に「小説版」「漫画版」がある。

で、だ。以前こんなことを書いたことがある。
terra-khan.hatenablog.jp
これは、その「オルクセン王国史」がメディアミックス化(要はアニメ化)された場合に、どのような曲が使われるだろう、という妄想話である。
少なくとも「漫画版」未読者は読まないで欲しい。
前述の通り、"あのペアの最期"に関しては、是非とも「月の繭」でお願いしたいのであるが。
問題は最近公開になった、問題の「レラーズの森事件」である。

"あの瞬間までの曲"なら想像がつく。
ありえない場所で"白銀樹"の気配を感じ取ってから、中隊を向かわせ、円匙で地中を掘って…
それまでの隊員の鼓動を示すが如く、早くなる重低音のリズム、あるいは徐々に大きくなる、まるで隊員の心の臓が鳴る音のように。オーケストラでもいいだろう。

そして音は断絶する。

「あ…あああ"あ" あ"あ"あ"」

ここから先、どういう曲を当てればよいか、全くわからない。少なくとも自分が知っている曲のどれもが、合わないのだ。
悲しいという感情を悲しい旋律で歌う曲なら山ほど知っているが、この場合はそうではない。悲しみを美しく歌い上げる曲は、お呼びじゃないのである。
もっと深い悲しみの底に渦巻く禍々しい感情まで表現する曲は、未だ知らない。
とはいえ、ヒントがない訳ではない。まずはこの曲


www.youtube.com

踊る大捜査線』の劇場版第1弾『踊る大捜査線 THE MOVIE』の登場人物「日向真奈美」のテーマソング? 美しい旋律だが、人間であるのに感情が無い"狂気の純培養"みたいな曲である。なまじ"人より"であるだけに性質が悪い。
次に

  • Shpongle 「Divine Moments of Truth」


D.M.T. Remixes

D.M.T. Remixes

Amazon
全部聞いてたら"疲れる"ので3:00頃から聞いて欲しい。こちらも"狂気の純培養"みたいな曲であるが、上記の「Odiex(The Theme of Teddy)」よりは"狂気が理知的"ではあるので、慣れてしまえば"心地よい"。
で、最後に


おや? 普通の曲をもってきた? と思われるかもしれない。実際、大好きな曲だしね。しかも実はvocalは久石譲さん本人だっていう。CDも大切に保管している。
聞いて欲しいのは動画の2:12から。主旋律が消えて重低音と泣きのエレキギター、ずっと一定に鳴り響いていたはずのリズム音のみになる。この曲で一番好きな部分はここなのだが…思わないだろうか。重低音とリズム音が、微妙にかみ合わないことに。テンポはあっている。しかし重低音とリズム音は、"同じ道にいない"。それがどうにも、"理性"の象徴たるリズムと、"感情"の象徴たる重低音を以て、この本題である「脳と心」を表現しているように思えるのである。

さて、結論に入ろう。「レラーズの森」を去って進軍を続ける兵員の感情は上記の「Odiex」とShpongleを混ぜてなお昏くしたものであろう。しかし、彼女らは軍隊である。責務を全うしなければならない。その理性はある。その理性と、昏い感情の狭間にいた彼女らに、どのような曲を当てたらよいものだろうか。
彼女らは、こう言うかもしれない。
「理性が、煩い」

当blogの記事全文の転載は固くお断り致します。原著作者(Terra Khan)の氏名を表示した引用、トラックバックは構いません。
「Terra Khan's Photo Gallery」の写真はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの指定に準じ、原著作者(Terra Khan)の氏名を表示し、非営利の場合に限り自由に使用できます。ただし、改変したもの(二次著作物)を公開する時、同じライセンスにする必要があります。各写真の署名の記載の通りです。