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揺らぎを見るもの

突然だが、「葬送のフリーレン」の話をしよう。
フェルンがゼーリエに遭った際のこと。初対面ながら、あることに"気づいた"*1人物になったっためゼーリエが「私の弟子になれ。」と勧誘するも「え、嫌です。」と一蹴されるという話。
今、大学から学生を臨床研修で何年も、何人も受け入れているが。少し分かったことがある。大まかに下記に分類される。

  1. 座学から離れて実際の現場にきてwkwkする奴
  2. 実臨床に来て「俺ホントに医者やれるんだろうか」と心配になる奴
  3. テンション低くて、こっちが一生懸命解説しても「へー」で返す奴
  4. 全く興味ない奴

まず1. は有望株だが、俺なら2. を勧誘したい。2. はしっかり勉強したうえで現場に来てそう思っているから。勉強してないと"心配すらできない"のである。脳神経内科の格言に「ハンマー10年」というのがあるそうだ。打腱器で反射を正確に評価できるのは、医者になって10年でようやくだと。俺は血液内科であるが、内科全般、概ねそうだろうと思っている。だから医学生の時点で"不安に思う"のは実に当たり前で、そう思わなかったら、そちらの方が問題なのだ。俺は2. を有望株とするかな。
冒頭の話、フェルンがゼーリエに遭った時の話に似ていると思ったのさ。1. や2. は"見えた"のさ。
とはいえ3. も捨てたもんじゃない。俺が解説しているのを「へー」と返しているので、外来看護師が「教えてもらっているのに失礼じゃないか」と憤慨していたので「『トリビアの泉』の『へぇ』ボタンとでも思っておけ」と伝えた。失礼かどうかは俺には関心が無いことで、
"今まで知らなかったことを知った"というリアクションがあれば十分すぎるかな、と思っている。
問題は4. 。仮にも医学生にはなっているので、常識的行動に別に問題はない…例外はあるが。どちらかというと"今後どうしたいか人生設計が全くたっていない"というべきか。医局に所属するか否かに関わらず、医者という以上に何某かの看板*2は必要な時代だ。どの診療科になるかはまだモラトリアムはあるとしても、今後自分はどう生きていくかという計画が全く皆無の医学生を前に、さてどうしたものか、と悩む次第である。

*1:長年侍ったレルネンすらフリーレンの"それ"に唯一気づいたが、ゼーリエの"それ"には気づけなかった。

*2:専門医制度

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