おゆはん。 pic.twitter.com/TcuSIwQESz
— Terra Khan (@DrTerraKhan) June 9, 2026
毎度おなじみ、タラのムニエルだ。使うのもいつもと同じ、日本食研の「ムニエルつくろ!」である。ただ今回は、骨を抜き取ったタラの切り身を20分程牛乳に漬けてから粉をまぶして焼いた。
これで臭みが抜けて、より美味しくなったかといえば…いつも通りな気はする。
では、牛乳漬けは無駄だったか? そうとも言い切れない。
なにせ今回のタラの切り身は賞味期限間際の50%オフの代物だったからだ。
骨を抜いている作業中でも「あー、時間経った切り身はこういう匂いがするのね…」と思った。
この、いわゆる"魚の臭み"の主成分はトリメチルアミン。魚類は、その種類によって多寡はあるが、浸透圧調節のためにトリメチルアミン-N-オキシド (TMAO) を持っているが、魚が死ぬと(そりゃ切り身で生きていればびっくりである)このTMAOが還元されてトリメチルアミンになり、釣り上げてからの時間が経過すればするほど、トリメチルアミンの量が多くなる。
しかしこのトリメチルアミン、処理は難しくはない。塩を振って出てきたのを洗い流す、酒・酢・牛乳で無効化する、なんでもありである。
そういう意味では、今回の牛乳処理は、割引されたタラの切り身の臭みを牛乳が消したことで、新鮮な切り身のムニエルと遜色ないものにできた、と言えなくもない。
で、だ。
今まで述べたことは結局主観でしかない。もし科学的な厳正性のある結論を出すのなら"対照群"をおかねばらなない。
例えば
- 割引された切り身を牛乳に漬けたものと、漬けていないもので味が変わるか?
- 割引された切り身と、割引されていない新鮮な切り身の両方でムニエルを作って、味の違いがあるか?
対照群のない結論は、あくまでも予測でしかない。とはいえ、それはそれで重要なのではあるが…
さらに、この比較を俺がやったとして、俺は(芸能人格付けチェックではないが)馬鹿舌なので違いが判らないかもしれない。
だからこそ"たくさんの人に同じく食べてもらって"比較する必要がある。
臨床試験や統計処理って、ようはこういうことなのだ。
