医療従事者にとっては邪魔になるかもしれない元号ではあるが、この改元の様子を見るに思ったのだ。
あ、やっぱ元号要るわ。
先の改元では昭和天皇がいつ崩御されるか皆緊張していた、というのはあるが…今上陛下(まだこの時刻に於いてはこの表現は妥当だろう)が"引退"を決意して頂いたおかげで、こちとらちょっとしたお祭り騒ぎである。やはり、人間には"時間の区切り"が必要なのだ。
…え? なに? 正月があるだろうって? 欧米ならクリスマスかな。
だがしかし。これらのイベントには問題がある。実に当たり前だが"毎年来る"のである。
一年というのは、長いようで短い。物事には、変革には1年で足りないことはままあるのである。これを"1年区切り"でやると「まだ達成してない」という焦燥感を生むことがある。かといって、年以上の時間を単位にして"区切り"を打つとなると、閏年でもなければ、ミレニアム…1000年単位しかない。あえて区切って"5年単位"だが、それに相応する、大多数が参加しうるイベントがない。
そういう意味では、改元というのは不定期ながら"その時代の区切りをつける"="新しい時代に脱皮する"
というイベントとして機能しているのではないか、と思うのだ。…あれだ、"禊"と"祓"だ。だからtwitterでも「旧来の悪習(ブラック企業のあれこれとか、いじめ問題とか)が無くなりますように」と短冊に願い事でも書くように、みなtweetするのだ。祈るのだ。
どうか、令和の御代に、我が国の幸多からんことを。