日頃の行いが良いせいかそうでないのか、雨が上がりつつあったので、アポイ岳登山開始である。
…とはいえ、実際に登れるかどうかは、今回依頼していた地元のネイチャーガイドさんの判断を仰ぐことに。とにもかくにも「アポイ岳ジオパークビジターセンター」に向かい、そこの駐車場でガイドの信太さんと合流。「これから天気は良くなるでしょう」ということで、登山開始である。
なお、ネイチャーガイドはこちらのページから用紙をダウンロードしFAX、または既定の内容をEメールで送ることで依頼できる。が、送り先はなんと様似町役場商工観光課。つまりガイドの斡旋を役場がやってるって訳だ*1。産官民、どころじゃないです。「様似の本気をみるのです!」
登頂開始
ガイドの信太さん曰く「今はちょうど花が少ない時期だけと、植物種だけなら40種以上出てくるよ」
40? そして後に、その言葉に偽りが無いことを知ることになる…
(詳細編集は追記ということで。ひとまず写真Up)
ワタゲカマツカ
アポイ岳登山道 第4休憩所の沢
すぐそこに湧き出し口のある沢。ニホンザリガニがいたらしいんだが、登山客が多くて、今時期はもっと下流にいるとか。飲んだらおいしそうだが、さすがにエキノコックスの危険があるので…
“サマニオトギリ”
なぜクオーテーションマークをつけたか。実は今、オトギリソウは分類の再編成中らしいのである。分類が変わり、新しい種名が付けられるまでは、今までそう呼ばれていた名前で呼ぶしかない、とか。
キンロウバイ
ミヤマホツツジ
エゾサイコ
…ええ、漢方薬の「柴胡」です。まさかこんなところで出会うとは。
ビロードエゾシオガマ
ミヤマハンショウズルの綿毛
アポイ岳 かんらん岩露頭
アポイカンバ
チャボヤマハギ
アポイ岳 山頂直下の急登
エゾマツムシソウ
アポイヤマブキショウマ
オノエスゲ (@山頂付近)
イソツツジ
ミヤマハンノキ
アポイ岳 山頂標識と三角点
とにもかくにも山頂到着。雨はそれほどではないが、決して天気は良くないので、祠にお参りしておにぎり食べてそそくさと退散することに。
ホツツジ
アポイカラマツ
アポイタチツボスミレ
ヒダカトウヒレ
アポイキキョウ
実はここは秘密の場所。通常の登山道のある場所からササをかき分けて行くとある。この一帯は王子製紙の社有林なのだが、許可を取って木々を伐採し、木枠と金網で囲って周辺一帯に木が生えない、エゾシカが食い荒らさないようにしたうえで、植生がどのような変化をするか観察・研究する区域の一角なのである。「今、咲いてるよ」という情報を得て、案内してもらったという訳。
16:00過ぎ 下山完了
アポイ岳登山完了。植物の種類ぱねぇ…
5月下旬にはもっと花が咲いているとか。何とか機会を作らねば。
で、アポイ山荘に戻って温泉で汗を流して就寝。お疲れ様でした。明日は長躯だぞ…
(このエントリは後日追記編集します)
*1:ついでに言うと、領収書も役場から発行されます