Twitter(現「X」) *1が、AIを使って各国の言語の自動翻訳を行うようになった。
言語の垣根を取っ払ってしまった。それを「旧約聖書」の「バベルの塔」の話に出てくる「人間がこんなものを二度と作らないように、言葉を乱してしまおう」というのにひっかけて「バベルの塔」と一部で呼ばれている。もちろん、乱れた言葉が治ったから塔ができるわけでも、塔ができたから言葉が再び統一化されたわけでも、ないんだが。
ただ、この事態に対しては、楽観的な意見と、それこそ「バベルの塔」のように"塔が崩れる"悲観的な事態になるという予測が双方ある。いずれどこぞで纏められるとは思うが、まぁ人間のやることなんで、言語の壁を取っ払ったら、文化の激突が悪化する、という悲観的な予測に、賛成ではある。あるが。
ただ今暫し、"塔が崩れるまで"の刹那の時間であっても、"楽園"はあったのだと、信じたいがね。
面白いのは、彼らが反応しているのが、厳密には日本そのものではなく、「アメリカ文化を丁寧に扱う日本」に対してだということです。KFCは本来アメリカ発の大衆チェーンなのに、日本ではそれが妙に清潔で、妙に安定していて、妙にちゃんとおいしそうに見える。するとアメリカ側は、自国の記号を海外で… https://t.co/QviPpVupU8 pic.twitter.com/JcucPAyMIX
— クレア (@kureakurea01) March 29, 2026
人は自分を批評されるより、自分の好きだったものを愛してもらえた時のほうが、ずっと深く心を開く。
SNSはしばしば憎悪を増幅するが、ときどきこうして好意の連鎖も爆発的に広げる。
国はときどき、自分の美点を自分の中では見失う。
でも他国の食卓の上に、それがちゃんと残っていることがある。
*1:意地でもXと呼んではやらん