この世界は、幾多の理不尽から構成される。
それが、感情に由来するものであれ、Dumbly Qualified Negligence≡DQNであれ、或いは故意に仕込まれたシステムであれ、人為的なくせに一個人では如何とし難い集団としての“場”であれ、そして、不意に突きつけられる疾患であれ。
それらの理不尽に対する破壊衝動は、いわば七夜の人外に対する殺人衝動と似たところがあるのかも知れない。
俺の幾許の力量で可能な事など、多寡が知れてるんだろうけど。其の辺りの諦めの悪さは —其の諦めの悪さは、殊に対人関係にはロクな結果をもたらさないのであるが— 好都合なのだろう。