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Acknowledgements

全く以て、今年は酷い年であった。残り2日を切ったが、こんな厄年はさっさと終わって欲しいとは思う。
まずは今年の初詣の御神籤で「凶」を引いた段階でバツの悪さは既定されていたのだ。「引っ越しはするな」だとか「新しい事は始めるな」だとか…既に北海道から東京に転居し、ガチの臨床からガチの基礎研究に移行することが決定している状況でどないせい、と。ついでに、あれだけ「白血病の研究するぞ」と意気込んでいたのに、今は免疫の研究をしているのはどういう事だ*1
尤も、そんな個人的事情など瑣末な事象であるかのように、今年は国全体が文字通り“国難”であったのは最早言うべきにあらず。twitterで「奈良時代なら大仏建てるレベル」というのがあったが、アレが教科書の教える通りに国難に対する対策なら、その比喩は正鵠を得たものであろう。
…而して。私はどうにも“期待はずれ”の宿命の下にあるらしく。今年は酷い年であった、が、「酷い事しかなかった」とは、言い切らせてくれないあたりが、つくづく、小憎たらしい。
何の事は無い。このblogでも自ら再三述べた通り、結局、人生は“えにし”の積み重ねなのだと。研究テーマの変更をあっさりと承諾したのは、過去に“それに関連する何かで涙を呑んだから”故。而して、研究開始1年を満たずして“或る事を見出し”、論文作成までの青写真が形成されつつあるのは、ある種の幸運。それにも増して、時期を同じくして研究室に配属になった盟友に出会えた事に加え、この東京であの日貴女に声をかけられねば、昔に所縁のあった“演劇”を愉しむ機会もなかったろう。それも含めて、twitterのフォロワーが増え、新旧問わず言葉を交わすことが出来るようになったのは、感謝の極み。地下の研究室に籠る生活になって、反って“えにし”の重みを感じるようになったのは、やっぱり、俺の人生は皮肉でしか、無いようである。
全く以て、今年は酷い年であった。残り2日を切ったが、こんな厄年はさっさと終わって欲しいとは思う。なのに、この年の最後にして、覚える感情は、ただひたすらの、感謝。
臨床の師よ、同門の先逹と後輩よ、研究室の先逹と盟友よ、“なっちゃん”こと榊菜津美さん、含め素晴らしい演劇を見せて下さった演者・脚本家・関係者の皆様、新旧のtwitterのフォロアーの皆様、今年一年、本当にありがとうございました。個人的にも社会的にも、難問と放射性物質は山積しておりますが、来年とは言わず今日の日の出とともに、皆様と共にその困難を撃破できますように。

*1:この辺りの事情は、現在執筆中の同門会報原稿には記載する予定ですので、ご参照の程を。…同門の方は。

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