久しぶりの「思考」タグ。今年最後の「偽善と傲慢の役」発動。おk?
- 「『医師確保』に向けて医学生が提言」: 「MSN産経ニュース」(魚拓)
「ssd's diary」「S.Y.'s Blog」KU。
やっぱり、いかにも“学生らしい”文言が。
「給料をアップして呼んだ医師は長続きしないが、情熱で呼び込んだ医師は定着するはず」と力説した。
当Blogで度々述べている持論だが、情熱は起動には有効だが維持には有効ではない。若い時分には情熱が有り余っているから、それが生涯維持されるような錯覚に陥りやすい。理想では現実を語れないのと同義。
…で、だ。なんか既視感を覚えるなぁ、と思ったら。あぁ、アレだ。「コラボクリニック」だ。
応募資格は年齢、性別、問いません。
ただ1つ、高い志と熱い心を持っていること。
コラボは、志高き人が自らの可能性に挑戦するための場なのです。
今はまだ、コラボ物語の序章に過ぎません。
コラボはこれからも加速し続けていきます。
そんな大きな夢を一緒に実現してやろう、という熱き人、待っています。
2007年1月24日のエントリ「生暖かく静観する」で“妙に精神論を煽る文体も気になる。”と書いたが…公式ページを見ての通り、1年持たずに閉鎖してた。言わんこっちゃない。
アイデアを創造し、企画を起動させるには、情熱や使命感etc.の精神状態が不可欠だが、現実の問題を解決し、誰かの効用を増大させることを欲するなら、創り上げたソレを維持するための+αが必要だ。その+αに気付かない限り、“学生臭さ”は抜けやしまいよ。
…え、何? お前にも学生時代があったんだろう、って? そりゃあったともさ。しかもそんなに昔じゃない時期に。でも当時はよりにもよって“情熱を欠損する精神の病”を患っていてね、寧ろ今の方がマシなくらいだ(当時のエントリを読めば推して知るべしってヤツだ)。まぁ、それを代償に、「実働による結果のみが最大にして唯一の論理実証」という結論に至り、“モノの練成”に血道を上げた訳だ。そうだろう、同期諸氏?
理想を現実にするために抗うのは大好きだが、現実性のない理想論は唾棄して止まぬ。それがすべてだ。