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ベタでクオリティーの高い作品

猫眠 -ネコネム-KU。

アニメのはずなのに、漫画を読んでいるかのような、しかしcharacterの生き生きとした動作が伝わってくる、素敵な演出の作品。
話の内容はKU。元の「hamoblo.com」でも述べられているが、ベタ。私はこういう話は、大好きだが

以下、ネタバレ雑感。

また、あえたね

幼い頃の親子の死別。しかし、何かのキッカケで通じるお互いの思い。そのモチーフは、始原の理不尽と悲劇の裏返しに、哀しくも美しい。それ故、他の作品でも用いられる。私が知っているのは、浅田次郎氏の「鉄道員(ぽっぽや)」と、久保帯人の「BLEACH」だな。

鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)

鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)

…真咲が死んだのは 誰のせいでもねぇよ
ただ
俺の惚れた女は 自分のガキを 守って死ねる 女だった・ってことさ

久保帯人BLEACH

BLEACH 3 (ジャンプ・コミックス)

BLEACH 3 (ジャンプ・コミックス)

でも、お互いのことを大切に、大切に思っているからこそ、遺された者の辛さは、半端ではない。だから、自分のことを大切に思ってくれる、大切な人がいる人は、帰ってこなくちゃ。

「……では、では貴様は、どちらになりたいのだ? 過去を知って」
オドーの問いに、原川は頷いた。
息を吸い、震える全身に力を入れ直し、原川はこう言った。
「帰るべき場所に、生きて帰れる人間だ」

川上稔終わりのクロニクル

ひょっとしたら、「夏と空と僕らの未来」の主人公は、今度は生還してくれるかもしれない。未来を知るってことは、そういうことだ。

我は人柱也

…残念ながら、世の中そんなに甘くないけどね。だとするならば。人柱になるのは、人間やめた俺のような類の輩の役割だ。“ここから先”*1は、帰るべき所のある、君達の来ていい場所じゃない。帰れ。

「俺は死んで英雄になる。お前は帰って愛する人を抱く。ハッピーエンドじゃねぇか」

*1:紅の豚」の雲の平原に相当

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