あー寒い。札幌は大雪でごんす。
昨日は立春だったらしいが、ここまで寒いと、るいこすたさんと同じく「どこが春やねん」とも言いたくなる。
- 「形ばかりの」: るいこすた氏「気の向くままに思うまま」
ただ、立春を含む暦は大陸の「二十四節気」が基だから、亜寒帯に属する北海道じゃあズレがあっても仕方ないかなーと思っていたのだが、どうもそれも少し違うらしい。
我々の多くは「春」という言葉は、雪がもう全て解けてほかほか陽気に包まれるお花畑なイメージをもつが、それは西洋における「spring」の概念であって、本来の「春」とは、平均気温が上昇傾向を呈し始める時期からを指す言葉だったらしい。故にその始まりである「立春」は、一年で最も寒い時期となる。何故なら、もうそれ以上寒くならないから、と。
既にある状態を指すのではなく、“これからやって来る”ものを「春」と呼ぶとは、これはこれで趣のある言葉なのではないだろうか。
…もっとも、これを書いてて俺は魯迅の「やってくるがやってくる」を連想してしまった訳だが(藁
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