仮令どんな辛い思いをしても、後に「あの時代は大変だった」と笑って話せるなら、Happy Endとまでは言わないが、“めでたしめでたし”ぐらいには、なるんでないかね?
そうかもしれん。ハルヒとたまたま出くわしたことは、あの三年生バンドの人たちにとっては確実にいい結果だったろう。
でもな。じゃあ俺たちはどうなんだ?
「さて。僕たちと申しますと?」
この学校で誰よりもハルヒに深入りしちまっているSOS団団員にとってはどうなんだよ。あいつと出会ったことで、俺たちにもそれぞれ"いい結果"なんてのが待っていたりしてくれてるのか?
「さあ、それは終わってみないと解りません。そうですね、すべてが終わったときに、そんなに悪くなかったと思うことができたら幸せですね」
- 作者: 谷川流,いとうのいぢ
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