- 「県からまた雲行きの怪しい文書が届いた」: Willway_ER氏「とりあえず俺と踊ろう」
戦前より続く「すべてはお国のため」——“完成された社会主義”が崩壊して久しく、また“最後の別天地”たる、国民皆保険制度を代表とする我が国の医療制度に終焉がやって来た今——その終焉へと導いたのは他ならぬこの国の国是である——、今さら“お上”に忠誠を誓う輩がどこにいる。
午前3時でもコンビニで買い物が出来るが如く、“然るべき代価を払えば”コンビニの如く医療を享受できるのが資本経済下の医療であるならば、採算性のない素因は容赦なく切り捨てるのも、またそれなのである。
全盲患者を公園置き去り? 救急搬送拒否で外傷者死亡? そんなもの、これから始まる惨劇の序章に過ぎないだろうよ。誰かは誰かの糧になる。この国は“羊がヒトを喰らう世界”につき進んでいくのだ。
一つのパラダイムの区切りになるとしたら、例えばどこぞの代議士が病院の前で心筋梗塞か何かで倒れたとしても「まず救急車を呼んでもらわないと搬入できませんよ」と突っぱねられるような事例が起きた時。それでその時に為政者が「このままのシステムでは駄目だ」と動き出すなら、まだ良し。収容を拒否した病院の非難に終始するなら…いよいよこの国に未来は無いな。もう無いかも知れんが。