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花旅北海道2010 day4

2010.8.15脱稿。ではどうぞ。
さて、前半3日間同行した両親を旭川の実家に残し、今日から一人旅。では出発。

走行ルート


より大きな地図で 2010年7月28日のルート を表示

旭川→(詳細略)→国道273号→三国峠

大雪湖 @大雪道路情報ターミナル


昨日とは打って変わって曇天続き。大雪湖周辺からして雲行きが怪しい。峠を越えたら天気が変わらないかしら、と無駄な期待を抱いてはみるが。

雲棚引く東大雪原生林 @三国峠


案の定、十勝国もあまり天気は芳しくないらしい。こういう雲棚引く幽玄の光景は好みだが、あんまり一般受けはしまいよ。
ちなみに3年前、同じ地点から撮影した晴天下での光景はこんな感じ。

シマリス @三国峠


ちなみに三国峠駐車場併設のトイレ・売店の裏にはヒマワリの種が入ったエサ箱があって、大体の場合シマリスがいるのだ。バスガイドのオネエサンに教えてあげたら「初めて見たー!」とか言って感激してたが、ここを通るバスガイドとしてそれはどうなんだと思ったり思わなかったり。
ちなみに仕事場の女性陣にも人気のあったこの写真。前述の理由につき大して気合い入れて撮らなかった写真が人気だったりすると、ものすごい複雑な気分になる。

国号273号→天狗の滝

国道273号を下る。不意に目に飛び込んできた「天狗の滝」の看板。はて? そんなのあったっけ? 道端の砂利に駐車して降りると確かに水流の轟音が。

天狗の滝 I


なるほど支流が音更川に合流する直前に落差を流れ落ちるらしい。さっきの看板の脇から、一応河岸に降りられるよう、石段と小道があるようだが…。

天狗の滝 II


しかし小道はすぐに肩までの高さの雑草に覆われて足元も確認できず、そもそも滝になるぐらいの落差だから高低差が激しい。音更川上流に墜落するのは嫌なので、この写真撮って撤収。いきなり命の危険を感じる旅になってしまった。

国道273号→幌加除雪ステーション→幌加駅跡・第五音更川橋梁

幌加除雪ステーションに駐車し、幌加除雪ステーション〜第五音更川橋梁〜士幌線跡〜旧幌加駅の散策路*1を歩く。

士幌線 幌加駅跡

ヒルガオ @幌加駅跡

ルピナス @幌加駅跡


時期が時期なら、幌加駅跡はそこら一帯ルピナスが咲き誇るのだが、時期遅れの今はこれが精一杯。

士幌線 幌加駅跡から第五音更川橋梁へ

士幌線 第五音更川橋梁 南端から


南端から橋梁を望む。
後に発覚したことだが、この約2週間後、「Elementalium」のRufard氏も同じ場所を訪れていた。写真好きのやることなんて皆同じネwww。
さて、ここから遊歩道は西に折れ、国道に出る。

士幌線 第五音更川橋梁


ここから国道沿いに幌加除雪ステーションまで戻りつつ、写真を撮っていく。

(名称不明) @第五音更川橋梁付近

ルピナス @第五音更川橋梁付近

(名称不明) @幌加除雪ステーション付近

(名称不明) @幌加除雪ステーション付近

(名称不明) @幌加除雪ステーション駐車場


国道273号→タウシュベツ展望台

ミズナラの巨木 @糠平湖畔

タウシュベツ展望台から望む糠平


当り前だがこの時期はタウシュベツ橋梁は湖水下に眠りについている(3年前の渇水期の方が異常)。さらば、歴史の証人よ。

国道273号→道道1144号→国道274号道道661号→ヌプカの里

糠平温泉から幌鹿峠を越えれば、いきなり本日の終着、然別湖畔温泉に到着してしまう。さすがにそれはつまらないので、北十勝でまだ行った事のないヌプカの里へ向かうことに。

道道661号 @中音更

中音更からヌプカウシヌプリを望む

東ヌプカウシヌプリ・白雲山 @ヌプカの里

ヌプカの里から望む十勝平野全景

道道661号通行止


かつて、道道661号は東ヌプカウシヌプリをトンネルでつら抜いて然別湖畔に至る計画であったのだが、然別湖畔や東ヌプカウシヌプリ・白雲山はナキウサギの生息域であったことから建設反対の意見が多く、また既に後に通過する道道85号ルートがある以上費用対効果が薄いと判断され、建設が中止された経緯がある。
ちなみに明日登る事になる白雲山は、この通行止の脇からも登山道が伸びている。

道道661号→(某所)・すみ山のご神木

すみ山のご神木 I

すみ山のご神木 II


士幌町某所にある「すみ山のご神木」。樹齢推定800年とされるミズナラの巨木だ。周辺一帯が木炭生産のために伐採されるなか、この老木だけは何人も切る事はせず、御神木として崇めたという。
珍しく場所を明記しなかったのは、ご覧の通り(ミズナラの老木の宿命ではあるのだが)倒壊寸前で、道路脇に士幌町から「進入禁止」の看板が立てられているから。とは言え道路にロープが張られている訳でもなく、本気で進入禁止にしたいのか首を傾げる次第。進入は自己責任で。北海道の歴史の証人に一礼し、そそくさと立ち去ることに。

道道661号→(詳細略)→道の駅「ピア21しほろ」・道の駅「うりまく」・鹿追チーズ工房→道道81号→然別湖

その後は北十勝をウロウロ。道の駅「ピア21しほろ」のクリームプリンは道内道の駅販売品中屈指の旨さ。機会があれば是非。あとは進路を西にとり、鹿追町北部の瓜幕地区で道の駅スタンプ確保。あと実に3度目になる「鹿追チーズ工房」でソフトクリームを頂く。今の所、北海道内最高のソフトクリームだと思っている。あと、昨日富良野で食べたカプレーゼを自分で作ってみるためにモッツァレラチーズ購入。チーズは通信販売もしているので是非どうぞ。
その後は道道81号を北上し、一路然別湖へ。3年前に綺麗な夕景を見せた扇ヶ原展望台も、曇天のためイマイチな景色。そのまま東西ヌプカウシヌプリの間の白樺峠を抜け、いよいよ最終目的地、然別湖へ。

夏の駒止湖 I

夏の駒止湖 II


白樺峠を抜け、狭路となるガレ場一帯の向こう側に望む駒止湖。そういえば、秋と冬に来た事はあったが、夏に来た事はなかったな。
暫くガレ場で粘ってみたが、ナキウサギの鳴き声も聞こえない。諦めて湖岸まで進むと…湖岸近くのガレ場に先客が。隣に駐車し小声で「(ナキウサギ)いるんですか?」「いるよ。今はないけどね」
…マジか!!? 便乗してそのまま待機する事20分程度。「出た!」

然別湖畔のナキウサギ III


…いやはや、感無量。さて、ナキウサギ君が引っ込んでしまったのと時同じくして雨が降り出したので、我々も撤収。何処の何方か存じませんでしたが、おかげさまで良い写真が撮れました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。
さて、後は然別湖畔温泉の宿にチェックインし、温泉で汗を流し、養殖オショロコマをがっついて明日の登山に備えて早めの就寝。お疲れ様でした。

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