昨日の続き。実は葛根湯内服のあと、確かに肩のこわばりは抜けてすっきりしたのだが、「汗が出ない」。体表が火照った感じがするだけ。要は、“傷寒を追い出すだけの表気がない=表虚”だ! ということで眠前に桂枝湯を追加内服。これで体調がすっきりしたどころか、四肢末端の冷えも改善した。よほど“表が虚している”らしい。最近寒がりになってしまい、甲状腺機能低下症じゃあるまいな、と疑っていたところであった。葛根湯症なぞ滅多に出たことがないのにおかしいなと思ったら、背景に“表虚”があって、東京の突然の冷え込みに当たれば、まぁさてあらん。暫し桂枝湯内服を継続とする。