「いにしえの宿 佳雲」ー八足門内特別参拝
出雲大社「八足門」内特別参拝プラン|共立リゾート
今回この宿を選んだのは、贅沢ができるという理由もあるが、これに参加することができるからという理由もあったのだ。
事前に清算を済ませ、手荷物以外を車に積み込み(レンタカー旅行の強みは、車をロッカー代わりにできることである)、帳場前で受付。徒歩でまず向かうのは「島根県立古代出雲歴史博物館」。
島根県立古代出雲歴史博物館
古代出雲大社復元
プロムナード
国道431号から博物館正門(閉鎖)まで続くプロムナード。実は正門まで至る距離こそ、あの古代の出雲大社の神殿の初段から神殿までの距離に合わせているという。
さて、今回のツアーでは博物館を見ていられるのは30分しかない。しかしチケットさえあれば当日内なら何度でも出入りできる。ゆっくり観覧したいなら、このツアーが終わった後に心置きなく観覧されるといい。
出雲大社勢溜→八足門→八足門境内
実は銅鳥居から博物館までのショートカットはあるので、大抵はこちらを通るのだが、今回は正規参拝ルートを通るという事で、勢溜から出発。
八足門の前に集合し、他のツアー客と合流し八足門の中へ。お祓いを受ける。
問題はここから。出雲大社の謂れを新職さんが説明して下さるのだが…
「天の神様が、ここは住まうにはよいということでオオクニヌシ様に国を譲るよう謂れ…いろいろあって国を譲られることになり…」
おい、いろいろって何だ。
一通り説明が終わったあと、「まだ時間がありますので、質問がありましたらお答え致しますが…」
「お宮の西側で拝礼されている方がいるのですが、何故なんですか?」
「それは、実はオオクニヌシ様はお社の中で西に向かって鎮座されておりますので、それを存じている方は正面に立って拝まれている訳で…」
おい、こちとら北に向かって礼拝しているのに、主神が横向いているっていうのはどういうことだ?
…まぁ、現地では突っ込まなかったががね。両親も察したらしい。「折角築き上げた国をはいそうですかって他の奴に渡すってことないよね」…流石は屯田兵の末裔。苦労して開墾した土地をよこせって言われてはいそうですかって渡すわけないのである。
出雲大社→松江城城山西駐車場
神前通りで昼食
車は宿に置きっぱなし。まず昼食をということで、前日い行く予定だった蕎麦屋「きずき」に向かう。11時開店ということなので丁度いいと向かったら…
出雲そば きずき|出雲観光ガイド【出雲観光協会公式ホームページ】
食べログは開店11時、Google Mapでも同様なのに、実際行ってみたら「11:30開店」の表示。
短気な親父が「待ってられるかー!」ということで、諦めましたとさ。結局、昨日痺れを切らした親父が「もうここで良いんじゃない? 俺、オムライス食いたい」と言っていた洋食屋へ。
神門通りカフェ ポンム・ベエル – 出雲大社正門前商店街
結論。可もなく不可もなく。いや、食事は美味しいんですよ。しかしなぜ出雲大社の前で普通の洋食を食べる理由があるのかという疑問にとらわれないのであれば、という話。隣の席の和服着た女性2人が「ぜんざい美味しい!」とか言っていたので、おしゃれな女子旅にはいいんじゃないかな。