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根性論とコナン君

今日の「鉄腕DASH」を観て思ったこと。

「根性」とは何か

日本人には悪癖がある。「至誠天に通ず」の悪用である。
元は孟子の「至誠通天」で、江戸時代の吉田松陰が広めたようだ…が、だ。
自分の理念だけに基づいて「これが誠の心だぁ。俺の行動は正しいんだぁ!!」って無鉄砲な事をしでかす輩がなんと多いことか。
そうじゃないだろう。

名探偵コナ○

つまりはこういうことだ。

『名探偵コ○ン』の何話だったか分からないのだが、蘭が問いかける。

「あんた、身内や親しい人が犯罪者だってわかっても、「犯人はお前だ!」って言うの?」

「ああ、言うさ。でもその前に「この人はきっと犯人じゃない」とありったけの証拠を探して、それでもその人が犯人と認めざるをえなくなってから、言うんだ」

文字通りの"至誠通天"である。その優秀な頭脳は、"どこをどう考えてもその人が犯人である"という事を証明してしまったのだから。

この喩で不満ならば。

プロジェクトX

ある開発プロジェクトが失敗に終わった。開発に関わったスタッフは言う。「もうだめだ、おしまいだぁ」
で、このプロジェクトの主任が「お前ら弱気になってどうする。それがお前らの失敗の原因だ。根性出せ!」
…はい。コレダメな例。根性論の極悪たる所以は、"失敗の原因は消極性にある"という帰結による。
そうではなくて。
「まだ試みていない事があります。でもそれを試すには多大なリスクを追います。失敗したら首になるどころじゃすみません。やりますか?」
これで安易にOK出すのもダメな例。せいぜい東京湾の餌になって下さい。"勇気"と"無謀"は違います。フォーク准将にでもなりたいのですか?
そうではなくて。"なぜ今まで失敗したのか。現状で何が足りなかったのか。何が必要なのか"を訊き出せ、ということである。
そして今まで"根性論"が通っていたのは、旧来以前たる"根性論"を振りかざす、あるいは"振りかざされた"連中に、ダーウィン進化論的に、偶々時流に乗った輩が、目立っただけのことである。

gdgdな展開

本当にgdgdな展開だったけど、今日の鉄腕DASH「ご当地PR課」は、これでよいのだ。

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