おゆはん。いつもの浅蜊と牡蠣のクラムチャウダー。 pic.twitter.com/M5UuW7HBS9
— Terra Khan (@DrTerraKhan) January 28, 2023
シチューではなく、マイナーなチャウダーを作る理由は2つ。
まず「生ではない牡蠣を如何に食うか」。過去に再三言っているが、職業上「牡蠣に中る=ノロウイルスにやられる」のは非常に拙い。なので牡蠣をどうやって食ってやろうかという思案の果てなのだ。シチューではルーの粘度が高すぎる。それに「クラムチャウダー」の"クラム"は「二枚貝」の意味なので、浅蜊に牡蠣を加えても問題あるまい。
もう一つが。スコットランド料理に「カレンスキンク」というのがある。薫製にしたタラにジャガイモ、牛乳をベースにしたスープ料である。札幌の行きつけのバー『無路良』で供されるカレンスキンクが大好きなのだ。しかし昨今のコロナ禍で札幌に行けない…というより、そもそも札幌に行く機会が限られているので、行くたびにカレンスキンクを注文するもんだから、「先生、あんたどんだけ好きなの」とマスターに呆れられる程度ではある。ならば、自分で作ってみよう…と思い立ったものの、結果は散々。いや、生タラ切り身をワイン煮にして具に使ったら、"タラ入りチャウダー(フィッシュチャウダー)"はできたけど、アルコールにあてられて食べた後爆睡したとか、散々である。薫製ダラなんぞ売ってないし、棒鱈を水で戻して具にしても水っぽいだけだし、さてどうしたものかと試行錯誤の途上なのだ。