作画監督の大塚康生氏曰く「仕事の器の大きさは、仕事量が左右する」とのこと。
医学の世界でも(というかどの職種の世界でも)同じ事が言えようさ。上手に手術する、上手に診察するためには、それまでにどれだけの場数を踏んでいるかに依存するだろう。経験がない疾患に気付くのは困難だと。而してその場数を無駄にしないためには、その行動の基礎としてありったけの知識が要る。そして行動・知識の両者の基礎として、「行動・信念」というmental factorが要る。
嘗ての「医学典範II」で展開した“技術”と“目的”の二元論展開のうち、“技術”に対して更に二元論展開をすることとなる訳だ。
…原則、わざわざ二元論展開をするのは、前述の「医学典範II」でも触れている通り、“片手落ち”になる事を酷く嫌うが故に。
この夏期休暇、どれだけ自己鍛錬のために、“知識”と“場数“の先進導坑を掘れるか、やってみよう。