———嫌われる事に慣れてしまった。
“飢えず、渇かず、望まず、泣かず、傷つかず。”
最早哭くことも憤ることも無いんだろうな、と思う。嫌われないように、と色々やってみたつもりだったけど、それでも、どうにもならない事があって。そしてそれを悲しみはすれど、持続することなく。重大事項ではなくなっていた。
…決して、そうあってはいけないはずなのに!!
…今の私には、“気にならなくなること”の方が、恐ろしくて、悲しいことだ。
だから思う。決して私からは、嫌いになってはいけない、と。仮令誰が何と言おうと、最後の最後まで、嫌ってはならない、と。こんなことに慣れるなんて、もうたくさんだ。