“概念の化物”に「優しさ」を期待してはならぬ

• 皇帝龍様「http://members.jcom.home.ne.jp/parusu1/」

「誰もが幸せであってほしい」そんな純粋な願いを、行動に移し続けた少年は、仮令この世界がどれ程裏切りようとも、それでも己が意志を変えることなく、否、それ以外に選択は無く、死後をも世界に譲渡した——その結末は、初心の純粋さとはかけ離れた、血塗られた道であった。
残念だが、ここに「萌え」などという“生温い概念”の介入する余地は、最早存在し得ないのだよ、諸氏。
それに。
ここにいるだろうが。自己を材料に概念兵器を製造することを渇望する馬鹿が。もはや人間ではない、概念を封じた“人形ヒトガタ”が。

I am a cogwheel of the fate. この躯は運命の歯車でできている
I've already fired furnace of my heart, 炉に情熱の灯火を
And kept blood and tears in crucible of my brain. 坩堝に涙と血液を
Criticism is my hammer, 数多の批評を鉄槌に
And organ is my anvil. 五臓六腑を鍛床に
Withstood too much pain to realize ideal. 彼の者は独り、理想に焦死する
No Need to Hope望むことは無く
Nor Known to Hope望まれることも無い
I have no regrets. This is the only path.生涯に意味は不要、帰結は自ずから然る
Create the lance to penetrate someone's grief.穿つ槍のみ我が存在の証明
So as I pray ——願わくば ——


“Unlimited Blood Works”私の流す血が全てを贖いますように