昨日の話ではないが。「Fate/stay night」を“概念核”の一つとする理由に、奈須きのこ氏がこの作中で、“セイギノミカタ”の“成れの果て”を提示したことにある。
詳細は本編をやってくれ、としか言い様がないが…まぁ、ある一つの手がかりとして、皇帝龍様のショートストーリー「家政夫と一緒編第二部」より、引用させて頂こう。ちなみに、この方の作品はかなり素敵だ。ヘヴィな内容も多いが。
「―――何故、だ?
君は、知らないだけだ。好きな人も好いてくれた人も。
友人になれるかも知れなかった人たちも敵に回す。
守りたかった人からは石を投げられ、信頼していた人には後ろから刺される。
それでも、阿呆のように人を信じ続けて、誰かの為にと走り続けて………!」皇帝龍様「STparusu DIGITAL HOME」: 「家政夫と一緒編第二部その40」
で。今突きつけられている医療の現状も、似たようなモノだと、思うけれど。
よかれと思ってしていたことが逆に人から恨まれる結果になる。これほど悲しいことはない。
だから言ったのだ。「自己の幸せを第一に考える。そんなこと、人間なら当然のことで、もし「誰かのために」などと言い出したら、それこそ、“化け物に化け物呼ばわりされる程度”に、異常なことだ。」と。
- 出版社/メーカー: TYPE-MOON
- 発売日: 2004/03/26
- メディア: CD-ROM
- クリック: 63回
- この商品を含むブログ (74件) を見る