美徳より本性を

• ワタナベ氏「ろじっくぱらだいす」の「2007.05.27の日想」より

もしかしたら伝染病のワクチンって、自分以外の全ての人が接種すれば、自分が接種しなくとも感染しないのではないか？

……と、ここで、小学生のころ道徳の授業でやった「宣教師にぶどう酒を贈る話」を思い出しました。村人がぶどう酒を一人１杯ずつ持ち寄って樽に入れ、宣教師に贈るんですよ。宣教師が喉を潤そうと樽の栓を抜いたところ、中身はすべて水だった、というお話。

道徳の教科書の内容は、大体美談が多かった気がする。要は“善行の見本市”。だが、人間の本性を教えるのも、また一つの道徳のあり方だと思うが、どうだろう?
「ちりんのblog」ＫＵ。

ただひたすらに生を謳歌する生命。
神さまなんてものまで持ち出して繁栄を肯定し、自らの悪性を拭ぎ払う。
この世全ての悪などと笑わせる。
それは人間の総称だ。我は人間より生まれしもの。人間である限り、君はあらゆる悪を再現可能だ。

醜悪な個人、醜悪な社会、醜悪な概念。
言い逃れはできない。同胞からして同胞を悪と見なせる生き物は、そも在り方を間違えている。

TYPE MOON 「Fate/hollow ataraxia」

Fate/hollow ataraxia 通常版(DVD-ROM)

(2006年1月26日より再掲)