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無何有の郷

一昨日の日曜に、冬の残り香探しに出かけた、久しぶりのPhoto Travel。では、どうぞ。

函館新道→国道5号

まずはオーソドックスに北上。冠雪頂く駒ヶ岳を傍に、国道5号をひたすら北上する。が、実は結構難所。駒ヶ岳近傍は坂とカーブが多いし、森町から噴火湾沿いに進む道はとにかく狭く、しかも交通量が多い。道央自動車道が早く森町まで開通してくれればいいんだが。
ただ、シーニックバイウェイに指定されているだけあって、晴れた日の噴火湾は美しい。途中の野田生落部の間にある駐車場に車を停めて、噴火湾を望む。

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早春の噴火湾


噴火湾越しに早春の駒ヶ岳を望む


大沼公園から眺める南側と、森町・噴火湾側から眺める北側とでは、駒ヶ岳の様相はかなり違う。

対岸の白冠


噴火湾の蒼の向こうに見える後志の山々の冠雪の白が美しい。

国道5号→八雲IC→道央自動車道→虻田洞爺湖IC→国道230号→サイロ展望台

八雲市街を抜け、八雲ICから一気に洞爺湖を目指す。丁度1年前に札幌から現在の赴任地に異動して来た時に通った道を遡るのには、時の流れを感じる。
高速道を走ること約1時間、虻田洞爺湖ICで道央道を降り、国道230号を北上。洞爺湖南岸をかすめ、洞爺湖カルデラの外輪山を登る。目指すは、一昨年の「道の駅道南制圧戦」で曇天の洞爺湖を撮る羽目になった場所、「サイロ展望台」だ。

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サイロ展望台から望む早春の洞爺湖


元はと言えば、実は写真を撮るようになってから、晴れの日の洞爺湖を撮ったことがなかった。今回はそのリベンジという意味合いもあった。

冠雪頂く有珠山


大有珠もまだこの時期は白銀の雪を頂いている。

洞爺湖を望む景勝地の一つのサイロ展望台だが、地図をよく見ると、北側や西側にも展望が開けているのが分かる。ここからは羊蹄・ニセコ方面も望めるのだ。

羊蹄・ニセコ一望


広角レンズでの撮影なので山が小さく遠いが、写真右奥が羊蹄山、左奥がニセコ山系だ。

羊蹄山・尻別岳 -夫婦双岳-


羊蹄山の右方には尻別岳も見える。「夫婦双岳」の副題は、アイヌの民が羊蹄山をマチネシリ(雌山)、尻別岳をピンネシリ(雄山)と呼んでいたことから取らせてもらった。実際は羊蹄山の方が山体も標高も優位なのだが、距離によっては両者が見掛け上ちょうど同程度に見え、まるで一対のように思われるのだ。札幌から中山峠を経て喜茂別町に至る道すがらが一番そう見えるから、一度ご覧になるといい。

サイロ展望台から望む羊蹄山


日本海側から湿った風が流れ込んでいるせいか、羊蹄は傘を被り全容は望めなかったが、まあ贅沢は言えまい。

サイロ展望台から望む尻別岳


国道230号→道の駅「とうや湖」

サイロ展望台を辞し、国道230号を北上する。次の目標は、昨年オープンしたばかりの道の駅「とうや湖」へ。

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道の駅「とうや湖」


地場産販売と小さな食堂のあるこじんまりとした施設。まぁ周辺に農業体験施設等もあるから妥当なところか。駅そのものから外輪山の縁まで若干距離があるため、建物からは直接湖面は見えない。建物の裏に展望台のような場所があったが、そこまでの道はまだ雪が積もっていて進めなかった。まぁ、洞爺湖の展望地点は他にもあるから、ここにこだわる必要はないのかもしれないが。
さて、ここからの進路は2つ。ニセコ方面に向かうか、壮瞥町に回って壮瞥町の道の駅の隣にある店で牛肉を頂くか。…まぁ、三度の飯より写真が好きな人間が選ぶ選択は一つしかないのであった(爆)

国道230号→道道66号道道230号→道の駅「ニセコビュープラザ」

国道230号をさらに北上し、道の駅「ルスツ230」のある十字路を左折し真狩村へ向かう道道66号を西に進む。この道はすでに勝手知ったる道。
途中で目前に迫ったニセコ山系や羊蹄山を撮影。

真狩村から望むニセコ山系

真狩村から望む羊蹄山

さて、オーソドックスな道順は、真狩村市街地で右折し道道66号を道なりに進むことだが、もう何度となく走った道で面白みがないし、観光バスも走るのでそれなりに交通量が多い。なのでより誰も通らないような道道230号を進むことにした。若干遠回りになるが、交通量はけた違いに少ないので、走る分にはかなり精神的に楽だ。

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その途中でも何枚か。

道道230号から望む羊蹄山


道道230号から望むニセコアンヌプリ

何はともあれ、道の駅「ニセコビュープラザ」に到着。この道の駅は、西にニセコ市街地・温泉郷・リゾート地へ、東に真狩・ルスツ方面へ向かう道道66号と、南に蘭越黒松内・函館方面へ、北に倶知安・小樽・札幌方面へ向かう国道5号の交差路にある要所だったりする。

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道の駅「ニセコビュープラザ」から望むニセコアンヌプリ


道の駅「ニセコビュープラザ」から望む羊蹄山


道道66号道道58号→五色温泉

国道5号を跨ぎ、ニセコ市街地を抜けリゾート地をかすめ、目指すは冬季閉鎖となるニセコ縦断道路の末端、五色温泉へ。

白銀のイワオヌプリ I


白銀のチセヌプリ I


道道66号から道道58号が分岐するT字路付近から真正面にあるチセヌプリ。実は、峠越えして岩内に抜けるルートは冬季閉鎖のため、五色温泉までの道は完全に盲端だったりする。

白銀のイワオヌプリ II


白銀のチセヌプリ II


イワオヌプリ・羊蹄山 双望


道道66号道道207号→国道5号→道の駅「くろまつない」→国道5号→道道266号→道道9号→黒松内温泉「ぶなの森」

ニセコ山系の写真撮影を満喫したら時刻は既に午後3時。折角のニセコ温泉郷だが、ここでひとっ風呂浴びてしまうと、帰路が眠くなってしまう危険があるし、自宅からあまり遠いのも心理的にきついものがある。一路山を降り、昆布地区から国道5号に合流し、一路南下する。道の駅「くろまつない」で名産カマンベールをゲットしたところで、やっぱり温泉に入りたい衝動に駆られたので、国道5号から道道266号で黒松内市街地に向かい、黒松内温泉「ぶなの森」でひとっ風呂。「レンズ性能試験 -島牧&黒松内 II-」以来の訪問になる。ここは施設が新しくきれいで好きだ。入浴料¥500とお手頃なのも良い。

道道9号→国道5号→長万部IC→道央自動車道→八雲IC→国道5号

黒松内を辞し、再度国道5号に合流し、長万部ICから道央道に乗ってしまえば、あとは往路を返すだけである。その途中、夕暮れ時にもう一度、噴火湾を撮ってみた。

早春の噴火湾 -夕景-


噴火湾越しに早春の駒ヶ岳を望む -夕景-

走行距離427km。お疲れ様でした。

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